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「いつでもプロに聞ける環境」が、必ずしも良いとは限らない理由

ブログ|2020年07月12日

2020年07月12日
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WEB制作など、何かスキルを習得したいと考えた時「プロにいつでも聞ける環境があったらいいな」と考える人が大半だと思います。ただ、長年この業界にいて「そもそも、聞かないと習得できない人は、なんでも聞いて習得した風になれても、結局大した成果はでない」ことが明らかだからです。

こちらの記事でもお話しましたが、せっかく有用なWEB制作スキルを手に入れても、自分で考える力がなければ、忙しいのに年収200万円〜300万円止まりです。クラウドワークスや低価格案件で、しんどい思いをしています。そして、稼げないじゃないかと、辞めていくケースも多いです。一方で考える力を使ってスキルをフル活用できる人は、年収1,000万円は全然狙えます。実は、この違いや将来の可能性は、学習中からなんとなく把握できます。何で把握できるかと言えば、質問内容で把握できるのです。例えば、メンターをやったりすると、こんなことを聞かれます。

  • zipファイルってなんですか? どうやって使うんですか?
  • 新しくファイルってどうやって作るんですか?
  • 答えをください!そのまま答えがないとわかりません!
  • PHPなどのプログラミング言語って、ブラウザで直接見れないですか?

多くのメンターがそうであるように、僕自身も常々「自分で調べて、考える力が重要」だとお伝えしてきました。その前提があった上で、Googleで検索をすれば、一発でわかるような質問を投げかけたり ( 検索すらしていない ) 、もしくは答えをそのまま教えて欲しいと強く要望された方は、そのままだと本当に、クラウドワークス等で小銭を稼ぐか、企業に就職して数年たっても年収200万円〜300万円のままなんです。なのに、めちゃくちゃ忙しそうに働いていたり。時給500円くらいになってしまっているのではないでしょうか。

でも、大抵の場合「メンターに聞けば解決できる」から、自分の考える力は伸びません。結局、自分の成長機会を失っていることと同じです。

いつでもどこでも時間や場所、人間関係に悩まされない働き方ができれば、別に年収低くてもいいという方もいるかと思いますが、リモートを希望すれば、さらに忙しいばかりで生活が苦しくなる傾向もあります。もしくは仕事がなくなります。リモートになったところで結局自由は手に入れられていません。

おまけに就職したら就職したで、仕事に慣れてしまえばそれ以上、固定の領域以外、頭を使う必要がなかったりします。そのままなんとなく仕事をこなしていたら、問題解決能力や考える力は伸びません。

ところが、クリエイターと言えど、自分で仕事を創出したり、社内、社外の高度な問題解決 ( チームの業務フローに問題がある、売り上げが上がらない、新しい技術などの提案や実行力、効率化など ) を自分で出来ない人は、それ以上年収は大きく上がりません。もしくは副業すればいいのですが、考える力が備わっていないので、結果が出せないのです。こうした理由で、せっかく苦労して技術を覚えたにも関わらず、それほど人生におけるメリットを感じられないまま辞めていくケースが多く見られました。

確かに、プロに聞ける環境はあると便利です。ただ、そもそもTwitterやteratail、検索などだけでは問題の解決ができない、もしくは苦手だと言う方は、そのままプロに聞ける環境を得たところで同じことです。聞かないと解決できないのでは、結局自分で考えて自分の人生を決められません。

自分という人間がどうすれば成果が出せるかは、自分でしか見つけられないのです。どんなやり方が自分にあうかなんて、試行錯誤するしかないですからね。なので、そもそも問題解決能力や考える力、調べて解決する力が足りない人は、結局、他の仕事やっても一緒ということです。200万円〜300万円前後なら、バイトでも稼げますよね。

>>キャリア形成について必要な考え方|これから求められる5つのスキル|スキルを身につける方法とは

考える力がある人が聞ける環境を得るとどうなるか

じゃあ、考える力がある人が、聞ける環境を得たら、成長が早いんじゃないかと考える人もいるでしょう。これは確かにそうなんですが、聞ける環境だけだと、今度は「あまり聞かない」という現象が発生します。1週間に1つも質問がないのです。だから、こちらからレビューなどしましょうか?と声をかけなければ、自分で作って自分で成長しています。

いつでも聞ける系の学習サービスは、実はこうした人材によって成り立っています。1週間のうち、聞きグセが定着してしまっている方の思考変化を促し返事をすることに時間の9割を費やしている一方で、あまり聞かない人がいるので、採算があうケースが多いのです。みんながみんな、大量に質問を投げかけてきていたら、こうした事業は成り立ちません。

ただ、ここで僕が思うのは「じゃあ、あまり聞かなくてOKな人たちは、毎月、もしくは買い切りで大きなお金を払う必要があるのか?」ということです。自分のモチベーションを奮い立たせるためなどあるかもしれませんが、それって、コミュニティに参加したりSTARTOUTのような学習サービスを使って自分を奮い立たせたら、いくらでも解決できる問題ですよね。そんな大きなお金を払うことなく。大抵の場合、支払った価格に対する価値を、得ていないのです。なので、お金を払う前に格安の学習サービスで学んだり、コミュニティに入ったりすべきかなと。聞ける環境だけだと成長が加速する、なんてこともあまりありません。

そんな中、1つだけ学習において有益だなと思えたのは、レビューです。プロによるレビューは欠かせません。逐一わからないことを聞くのではなく、自分が作ったものをプロにレビューしてもらえる環境が必要なのです。いつでも聞ける、ではなく、レビューしてもらえるだけで十分でしょう。というより、レビューは確実にやったほうがいいし、必要なものです。月に何度か、レビューしてもらえる人がいればいれば良いのなら、Twitterだけでなく、MENTAタイムチケットでいくらでも良心的な価格の方が見つかると思います。

ここまで考えた上で、もともと考える力がある人にも有力なスクールがあるとすれば、スパルタのブートキャンプ系か、優秀な横の繋がりで学べる環境だと思います。ブートキャンプ系であればコードクリサリスなど。環境を整える系は42Tokyoなどです。こうした場所であれば、十分に価値を得られると思います。中途半端に数万円払うなら、先ほどのようにレビューしてくれる人だけ見つけて、自分で学習したほうがいいでしょう。また、中途半端なカリキュラムのあるスクールにいっても、結局「授業の進みが遅い!」となって不満になるだけです。

考える力を鍛えるべき人にとって、一番良い学習方法は何なのか

じゃあ、考える力のある人の学習方法はわかったら、考える力を鍛えたい、聞きグセを直したいと思う人は、一体、どう勉強すればいいのか、ということですが、色々試した中で一番は、やっぱり自分でサービス作ってみることなんです。誰にも聞ける環境がない状態で、自分で試行錯誤してサービスをつくってみる。これが一番、考える力を育てます。

なぜそう考えるか、理由があります。考える力が育っている人には特徴があって「学校の義務教育以外で何か自分で活動をしていた人」なんですね。バンドだったり、作家活動だったり、何かしらの研究であったり。「教えてくれる人が周りにいない環境で、なんとか成果を出そうともがいた経験のある人」が、揃って考える力を習得しているのです。本当にそうです。

優秀なクリエイターに話を聞くと、昔バンドやってたりします。研究者だったりします。多趣味だったりします。何か他にのめり込んでいる領域があったりします。もともと自分で試行錯誤して「失敗から学ぶ」ことに慣れている人が、自分で考える力を持っているのです。大抵、考える力が育っていない人の特徴として「成功から学ぼう」とだけします。ところが、早く成果を出す人ほど、自分でやってみて「失敗から学んでいる」のです。

なので、考える力を鍛えたいだけなら、何か音楽でも文学でも絵でも、自分が好きな活動を本気でやってみるのもいいでしょう。でもせっかく将来、プログラミングやデザインをやりたいなら「サービスづくり」をお勧めします。

技術がなくてもサービスや事業づくりは出来ます。どんな簡単なサービスでも構わないので、自分の力でお金を稼いでみてください。そこに技術が加われば、さらにやりやすくなります。収益化もできます。サービスを作ることで自分の思考力を身につけ、成長し、それからプログラミングやデザインを学べば、いつのまにか成果の出せる人材になっているはずです。これが、僕が5年ほど人材育成に関わって出した「もっとも良い成長方法」の結論です。

そして、考える力を得たあとなら、大きなお金をかけることなく技術習得が可能ですし、無駄に時間を使う必要もありませんし、将来、結果も出しやすくなるので、遠回りなように見えて実は近道なのです。

考える力を得た人はそうでない人に比べて、成長速度が明らかに後半早いです。成長曲線と同じで、一気に後半成長し、問題解決能力が低いまま技術の学校に通った人を高速で追い抜きます。急げば回れとはよくいったものです。なんども言いますが、職場に入ってからだと、ひたすら作業と忙しさに追われて問題解決能力が伸びるかと言えば、それほど伸びません。同じ時間で、より成長できたかもしれないキャリアや可能性を使い切れず、数年、無駄にしがちです。時間がある習得期こそ成長のチャンスなのです。

不思議なことに、自分で事業を作ると、仕事ができない人も、一気に仕事ができるようになるんです。人材として、人として計り知れない成長を手に入れることができます。数ヶ月、自分でサービスを作ってみようと試行錯誤して、少しでも稼げたという結果を手に入れるだけでです。なので僕は、根本的な能力開発のためにも、サービスづくりをおすすめしています。

>>J Career Schoolなら定額制で講師に何度でも質問し放題

まとめ

ということで、「いつでもプロに聞ける環境」が、必ずしも良いとは限らない理由について、お分かりいただけたでしょうか。結局、根本的な考える力や問題解決能力が育っていなければ、どんな仕事をやっても結果は出ないし、それはプログラミングやデザインも一緒だと言うことです。

だからこそ、まず「わからないから誰かに聞きたい」ではなく「誰かに聞かないとわからない自分」を解決していく必要があるんですね。そのためには、自分でサービス作ってみて、数円でも稼いでみれば、一気に考える力は身につくし、成長すると。だからこそ、WEB制作技術を習得するSTARTOUTだけでなく、WAREHOUSEのように「サービスづくり」という一般ウケをあまりしなさそうな領域を、より身近にできるように頑張っている理由の1つでもあります。自分で収益化して稼いでいく、というのはもちろんですが、能力開発プログラムとしてのサービスづくりも、かなりありだと思ったりします。

なお、考える力を鍛えたい人のためのエクササイズなども見つけており、こちらの記事から書き始めていますので、ぜひお試しください。

なので、今「いつでもプロに聞ける環境が欲しい」と思っているみなさま、今回の記事を参考に今度のロードマップについて考えて頂ければと思います。少なくとも僕は、自分のサービスを売りたいだけで今回のようなことを言っているのではなく、人材育成と向き合ってきて、出した結論としてサービスを作ったので、今回のようなことをお話しています。真実の1つのはずですので、ぜひともご自身のプランに今回の意見を取り入れてみてください。

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ウエヤマ ショウタ

WEB制作 ✕ 事業づくり学習サービス「STARTOUT」|事業づくり実践学習サービス「WAREHOUSE」|教えない学校、IT留学シェアハウス「WORKROOM」|以上3つ運営してます。近々、上記の成果を束ねて、クリエイターと起業家が生まれ、事業が生み出され続ける町を作る人。ベルリンのホルツマルクトはロールモデル。

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