今回の内容はSTARTOUTの1,000以上あるコンテンツの一部を掲載しています。STARTOUTの中では、実際にスキルを学び始める前のエクササイズとして今回のコンテンツを掲載しております。
独学思考も7日目になりました。
前回は「時間の損失を回避する力を養う」エクササイズについてでした。
わからない問題が現れた時の対処方法について、ご理解頂けたでしょうか?
今回は、独学で身につけたスキルが「果たして一流のものなのか」確認する方法をお伝えします。
ある程度独学が進むと、ブラッシュアップする期間に入ります。
一通り覚えた自分のスキルが「優れたものか」確認する期間です。
では、どうやって確認すれば良いでしょう。
その方法の1つが、観察です。
プロの方法を観察し、盗むのです。
プログラミングであれば、プロのソースコードを見たり。
どう仕事しているのか分析したり。
プロのデザインと自分の差を比較したり。
プロの仕事を徹底的に観察してブラッシュアップしていきます。
どこで観察するか
プロの仕事を観察すると言っても、どうすれば良いのでしょう。
一体、プロはどこに行けば、観察できるのでしょうか。
手っ取り早い手段が就職することです。
今まで独学したスキルを持って、就職する。
アルバイトでも何でも良いから、プロのいる場所に行く。
これで、実践しながらプロの仕事を観察して盗めます。
もう1つが、もくもく会や勉強会にいくことです。
勉強会には、仕事をしているプロも来ています。
もくもく会も、同様です。
勉強会やもくもく会に足を運んで、仕事を見せてもらいましょう。
そして、今すぐにでも実践可能なのが、レビューです。
Twitterを始めとしたSNSで成果物を公開しましょう。
すると、プロが成果物を見て、評価してくれます。
こちらから質問しても、大抵答えてくれるでしょう。
他にも、インターネット上にプロの成果物があれば、観察できます。
プログラミングであれば、いくらでもプロのコードは公開されています。
デザインも、検索すればすぐにたくさん見つけられます。
YouTubeで作業の様子を公開している人もいます。
このように、プロの仕事を観察する機会はいくらでもあります。
徹底的に観察し、盗み、自分のものにしていきましょう。
>>【国家資格】ITパスポート試験の難易度や合格率は?IT初心者にもおすすめ
何を軸に観察すべき?
観察する時に迷うのが、どこを観察すべきかです。
一体、何に気をつけて観察すれば良いのでしょうか。
基本的に独学における観察とは、自分との差を見つけることです。
プロにあって自分にないものは何か。
プロの仕事と自分の仕事では、何が違うのか。
プログラミングであれば、ソースコードの書き方。
書いている時に使う作業ツールや方法。
デザインであれば、余白の図り方やツールの使い方。
ショートカットの使い方や、パーツの作り方。
じっと見ていると、様々な違いがあることに気づくでしょう。
基本は、自分のスキルがどうすれば成長できるかです。
自分がやっていなくて、相手がやっていることを見つけてください。
ただ、観察には、あらかじめ自分の理解が深まっている必要があります。
自分の「いつもの作業方法」が無ければなりません。
もし、自分の方法が無ければ、比較しようにも出来ないからです。
何を取り入れて良いか分からないでしょう。
だからこそ、まずは独学で学び理解を深めてください。
自分なりのやり方でも良いので覚えれば、観察が活きます。
何を変えれば、もっと出来るようになるのか考えましょう。
>>基本情報技術者試験の難易度や合格に必要な勉強時間について
取り入れたいスキルを書き出す
では、観察を実践してみましょう。
まずやることは、何のスキルを観察し、盗みたいか決めることです。
プログラミングであればソースコードの書き方でしょうか。
デザインにおけるパーツの作り方でしょうか。
ツールの使い方かもしれませんし、作業の手順かもしれません。
全体の考え方や効率化の方法かもしれません。
一体、何を自分が習得し、盗みたいか決めましょう。
何にせよ、目標が決まってなければ目指すこともできません。
手に入れたいスキルが明確でないことは、観察する上でも非効率です。
まず、何を習得したいか決めましょう。
何を習得するかを決めたら、次に観察対象を選びます。
>>Pythonの資格の種類や初心者向けの資格について|Pythonは国家資格?|難易度や合格率は?
観察対象を決めよう
観察する対象を3つほどピックアップしてください。
観察対象は、個人かもしれませんし、成果物かもしれません。
動画かもしれませんし、プロの仕事の盗み見かもしれません。
自分自身がスキルを「盗みたい」と思う対象を選びましょう。
なるべく身近で盗みやすい対象を選ぶべきです。
職場の上司かもしれませんし、同僚かもしれません。
インターネット上にあるデザインやソースコードかもしれません。
すぐに、スキルを観察できる対象を選びましょう。
選んだら、さっそく観察に入っていきます。
観察と吸収の実践あるのみ
自分が何を習得するか。
そして、何を観察して習得するか。
それだけ決めたら、あとは実践あるのみです。
とにかく見て、徹底的に「自分との差」を観察しましょう。
気づいたことはすべてメモし、即実践して取り入れます。
習得に大事なのは、これまで話してきたことと変わりません。
とにかく諦めずに何度も繰り返すこと。
そして、自然にできるように習慣化すること。
すべてのスキルの上達は癖であり習慣です。
何度も反復し実践することが、とにかく大事なのです。
気づいたことを実践し、自分とプロの差を埋めてみてください。
次第に自分のスキルもブラッシュアップされるはずです。
8日目「評価を反映する力を身に着けよう」に続く