今回の内容はSTARTOUTの1,000以上あるコンテンツの一部を掲載しています。STARTOUTの中では、実際にスキルを学び始める前のエクササイズとして今回のコンテンツを掲載しております。
独学思考のエクササイズ2日目です。
前回は、独学思考が5つのステップで出来ていること。
そして、7つの力によって成り立っていることをご説明しました。
今回から7つの力を順番にエクササイズしていきます。
7つの力のうち、1つめは「情報収集能力」です。
どんな内容を学ぶとしても、最初に情報がなければ始まりません。
とにかく、正解に近い情報をたくさん集める必要があります。
しかし、今は情報過多の社会。
正しい内容を見つけるというのは、なかなか難しいかもしれません。
ただ、情報を調べだす力もまた訓練次第で習得できるものです。
まず、調べると言えばGoogleです。
よく、何か聞くと「ググれ」と言われますよね。
情報収集の基本中の基本は、どうGoogleを使って検索するかです。
ただ、Googleも全て正しいわけではありません。
確かに昔より精度があがりました。
しかし、まだまだ上位表示された情報の価値は不安定です。
結局のところ、何が正しいかは自分で判断するしかないのです。
信頼できる情報を見つけるググり方
特にエンジニアの間ではGoogleで検索する力が必要とされます。
しかし、検索とは一体どうすれば良いのでしょう。
観察すると、人によって検索速度が全くことなることがわかります。
ある人は短時間で検索して答えを見つけ出します。
ところが、いくら検索しても問題を解決出来ない人もいます。
検索1つにしても、人によって、そのスキルが異なるのです。
では、その差はどこにあるのでしょうか。
その1つめが「理解できる内容を探す」ということです。
分からない、理解しずらい内容は、すぐに離脱します。
その情報には時間を使わずに、理解できる次を探し当てます。
分からないものを、何時間もかけて理解しようとはしません。
もう1つが「情報を網羅的に集める」ということです。
検索が下手な人は、1つの情報だけを長時間信じます。
最初に出てきたページを見て、それを真実にしてしまうのです。
しかし、最初に出てくる情報だからと言って、正しいわけではありません。
検索が上手な人は、1つの情報を鵜呑みにはしません。
自分が納得できる、上手く理解できる情報を複数集めるのです。
その結果、中から正しいと感じる情報をいくつかピックアップします。
いくつか調べていると、情報にも類似点が見つかるはずでです。
それぞれのサイトで言っていることが微妙に違う。
けれど、どうやらこの情報はみんな共通して言っている。
いくつかの情報の中で、もっともスタンダードな意見はこれだ。
見つけた情報の中で、信憑性のある類似点を探します。
結果、より正確らしい情報を見つけて、実践するのです。
まず検索の基本として、この2つを心がけてみてください。
2つのポイントを抑えるだけで、正確かつ早く情報を得られるようになります。
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動画や画像も参考にする
Google検索には、動画や画像を検索する機能もあります。
テキストだけで検索する必要はどこにもありません。
人やシチュエーションによって、動画で見たほうが良い場合もあります。
画像で確認した方がわかりやすい場合もあるでしょう。
知識のインプット方法は、決して1つではありません。
多面的にインプットすることで、より理解を深めることが出来ます。
独学が苦手な人は、何か1つの検索方法のみ使うケースが多くあります。
人には情報の受け取り方に対して得意不得意もあるのです。
動画で理解する方が良い方もいたり。
テキストで理解する方が良い方もいたり。
その時、取り組んでいるジャンルにもよるでしょう。
インプットの手段を色々使いましょう。
テキストで分からなければ、動画で。
動画で分からなければ、画像で。
複数の方法を使うことによって、より理解を促進できます。
なるべく最新の情報を
Google検索では更新された時期を指定できます。
例えば、プログラミングについて検索したとしましょう。
答えらしきものを見つけて、そのとおり実行したとします。
ところが、まったく動かないことがあるのです。
その理由の1つが、情報が古い、ということです。
例えば5年前の記事が出たとして。
すでにコードの書き方自体がアップデートされていることが大半です。
新しくでも、もしかしたら動作環境が自分と違うかもしれません。
そうなると、当然、動くものも動きませんよね。
だからこそ、なるべく最新の情報を仕入れる必要があります。
そんな時に使えるのが「期間指定」です。
「ツール」> 「期間指定」の順で表示されると、いくつか選択肢が出てきます。
1時間から1年以内で分かれており、最新の情報をソートできます。
時間指定することで、より正確な情報を得ることができるでしょう。
分からない言葉を検索する
勉強を進めていくと、意味の分からない言葉が出てくると思います。
特に、WEB制作ではIT系の用語が理解しにくいことも多々あるでしょう。
そんな時は、言葉を1つ1つ、調べて理解していくことが大切です。
言葉の意味を分からないまま放置しないようにしましょう。
HTMLやCSS、ソースコードやパス。
それぞれの意味が分からなければ、理解できるものも出来ません。
だからこそ、意味を最初に理解できるように調べる必要があります。
言葉が理解できれば、一気に習得が早くなります。
読んでいて、言葉の意味が理解できないから、理解が遅くなるのです。
また、大事な情報の見落としも、多くなってしまいます。
1つ1つ、スキップすることなく言葉の意味を調べていきましょう。
その地道な理解が、後の習得を大きく飛躍させます。
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必要な情報だけ選び出す
動画や画像、テキストなど、様々な形で情報を収集します。
しかし、中には質が低かったり間違っている情報もあるのです。
全ての情報を、まとめて受け入れる必要はありません。
必要な情報を、取捨選択する必要があります。
では、どうやって取捨選択すれば良いのでしょう。
その本質は、いくつかの情報を学び、類似点を探すことです。
冒頭でお話した内容と一緒ですね。
まだ学んでいる段階で、何が正しいかの判断はできません。
自分の意思で情報を選ぼうとすると大きく間違うこともあります。
だからこそ、情報は単純に類似点で選ぶのです。
様々な情報を集め、何が一番、共通して話されている情報か。
その上で関連する情報は何にあたるのか。
類似点や関係する情報をたどることで、本質がつかめます。
結果「正しい情報はこれだ」という仮説が立てられます。
その他の情報は、単純に意識半分で聞いておきましょう。
しっかり記憶する必要はありません。
全ての情報に耳を傾けると、何を信じるべきか混乱してしまいます。
本筋以外の情報は、片耳で聞いておくくらいにしましょう。
こうして、より正確な情報を手に入れることができます。
リアルタイムに情報を集める
Googleでの検索は、あくまでも過去の情報しか手に入りません。
時事的に、今の情報をリアルタイムで手に入れられるのはSNSです。
技術や概念は、どんどん時代とともに移り変わります。
新しい変化をいち早く察知して取り入れることも大切です。
TwitterやFacebookを活用しましょう。
プログラミングやデザイン関連のアカウントをフォローしてください。
TwitterやFacebookで検索をかければ、いくつも出てきます。
随時更新される情報を受取ることで、一歩先に情報を得ることができます。
なお、WEB系プログラミングやデザイン×事業づくりの例は下記です。
もちろん、これで全てではありません。
メジャーなところをいくつかご紹介しました。
当然、まだまだ情報源は存在します。
ご自身で、情報を発信しているアカウントを見つけてみてください。
気になったアカウントを片っ端からフォローすると、多くの情報が手に入ります。
スキルアップに役立ちますので、ぜひチェックしてみてください。
>>Python入門講座【IT初心者やプログラミング未経験者におすすめ】どんな言語?メリットは?
実際にやってみよう
では、実際に情報収集の練習をしてみましょう。
今回の例ではWEBサイトの作り方をテーマにしています。
ただ、テーマは何でも構いません。
自分で今気になっていることや学びたいことをテーマにしてもOKです。
これまでお伝えしてきたポイントを抑えて、検索の練習をしてみてください。
検索が上手いかどうかで、まったく習得効率が変わります。
ある人が5分で見つけられる答えを、ある人は2日かかったりします。
検索や情報収集の方法にも熟練度があるのです。
熟練度が高ければ、答えに到達するのが早くなります。
しかし、熟練度が低ければ、答えに到達するのが遅くなります。
この差は、そのまま習得速度に出てしまうのです。
Googleで検索することを、ググる、と言いますがググることも練習です。
何が最も早く、答えを見つけられる方法なのか、練習してみましょう。
今回のポイントを押さえれば、ググる速度が格段にアップするはずです。
結果、独学での習得速度も格段に向上します。