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独学思考5日目です。前回は、構造の把握についてお伝えしましました。
学習対象の構造から把握して、自分に定着させる方法ですね。
しっかり根本から理解することで、よりスムーズに習得することができます。
今回は、独学には常に必要な「実践して検証し、改善する」方法です。
習得の早い人は、主に失敗から学びます。
自分で挑戦してみて、失敗した情報から次、どう成功するかを模索します。
エジソンの有名な言葉をご存知でしょうか。
「失敗ではない。上手くいかない方法を見つけただけ」という言葉です。
自分で勝手に成長していける人は、例外なく自分で失敗を重ねて学びます。
成功から学ぼうとしても、そう簡単に上手くいきません。
成功は、数々の条件が重なって生まれるからです。
同じようにやったところで、性格や状況含む細部が異なれば、再現できません。
誰もが、自分なりのやり方を習得しているのです。
なので、今回は小さな失敗から学ぶ方法を習得してみてください。
独学だけでなく、成果を出せる人材になるための最低条件です。
まず、実践しないことには始まりません。
最初に作った仮説を、実行して問題を解決してみましょう。
こうすれば上手くいくだろう、と考えられる最初の仮説です。
ただ、1回で上手く解決できることは稀です。
大抵は何度か失敗することになるでしょう。
最初の仮説が全て正しいわけではないのです。
だからこそ、挑戦は最小の範囲から始めましょう。
時間も予算もかからない方法で、すばやく実行します。
失敗することに時間や予算をかけても、得られる結果は一緒です。
大事なのは、失敗した後、どうするかです。
ここで必要になるのが「検証し改善する」こと。
そして、仮説を改めて出し直すことです。
では、どうやって結果を検証していけば良いのでしょうか。
検証の方法
まず、実践して手に入れた情報を集めましょう。
一体、何がダメで失敗したのでしょうか。
どんな要因があって、問題解決できなかったのでしょう。
ひとまず、今回の実践でわかったことをリスト化してみてください。
情報で大事なのは整理整頓です。
雑多な情報をしっかり見える化し、分析してみることです。
もちろん、上手くいった時も、その理由を整理し分析しましょう。
次に同じような問題が起きた時、すぐに解決できるようになります。
大半の人は、失敗した事実や成功した事実を事実だけ解釈します。
どんな相関関係や理由があって結果になったのか、分析しません。
だから、連続して成功することが出来ないのです。
まずは集まった情報をリストアップしてください。
整理整頓することで、一気に事実が見えやすくなります。
なぜ失敗したか、なぜ成功したかを分析しましょう。
その積み重ねの結果に、本当の連続的な成功が存在します。
>>Pythonの資格の種類や初心者向けの資格について|Pythonは国家資格?|難易度や合格率は?
仮説と検証はすべての行動に
では、検証したあと、何をすれば良いでしょうか。
もちろん、また検証した内容から仮説を作ります。
仮説無しの行動は、単なる勘や当てずっぽうと一緒です。
必ず何か行動をする時は、仮説を持って問題解決に取り組みましょう。
そして、仮説に対して行動し、実証する意識を常に持ってください。
この流れを忘れなければ、少しずつでも前に進むことができます。
反対に、もし仮説と検証、改善が無ければ、前進は遅くなります。
いつまでも同じ失敗を何度もしてしまうかもしれません。
前進している感覚はモチベーションも左右します。
一歩も前進している感覚が無ければ、ゴールは見えません。
しかし、失敗したとしても失敗を理解できれば、それは前進です。
仮説に対して行動し、最速で前進していきましょう。
>>キャリア形成について必要な考え方|これから求められる5つのスキル|スキルを身につける方法とは
そして何度も実践する
仮説を作ったら、また実践です。
改めて、失敗を前提に小さくすばやく試しましょう。
大切なのは、しつこく繰り返すことです。
何度も繰り返して、一歩ずつ答えに近づいていきます。
それ以外に、問題を確実に解決する方法はありません。
そして、この考え方そのものは、全ての成功に当てはまるものです。
どんな成功も仮説検証実践のサイクル無しに成功しません。
しつこく、何度でも、地道に繰り返すことが重要なのです。
もちろん、実践しおわったら、またわかったことをリスト化です。
情報を整理整頓したら、改めて分析し、改善しましょう。
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実際に問題を解決してみよう
一通り、実践の流れ、検証改善の流れはご理解頂けたでしょうか。
こうして、仮説を立て、実践し、検証から改善を繰り返します。
以上のサイクルこそが、問題解決の本質なのです。
まず、これら4つのサイクルを、体になじませましょう。
今まで何度かお話しましたが、全ては「癖」であり「習慣」です。
常に仮説実践、検証改善を繰り返すと、その思考自体が癖になります。
一度、習慣づいてしまえば、呼吸をするように一連の流れが可能になります。
何度も繰り返し、自分の頭と体に習慣づけてください。
まず、目の前の小さな問題を解決してみましょう。
前回まででリストアップした問題を、実際に解決してみてください。
何度も小さな問題を解決しながら、徐々に大きな問題に取り組んでいきます。
すると、いつの間にか高いレベルでの問題解決が可能になるのです。
とにかく3日に1つを目安として、問題を解決してみてください。
どんな問題でも構いません。
何か周りを見渡せば、細かい問題もたくさんあるはずです。
自分の中にこそ、なにか問題があるかもしれませんね。
最初はなるべく小さな、すぐ解決できそうな問題から始めましょう。
徐々に解決の経験を蓄積することで、思考が鍛えられていきます。