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年収8桁を目指す!WEBデザイナーのキャリア計画

ブログ|2020年12月17日

2020年12月17日
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※ こちらの内容はnoteで有料掲載していたものを移動してきたものです。 

「WEB制作を学んでいるけど、その先のキャリアプランを見ておきたい」「WEBデザイナーになれた」「実績もある程度積んだ」「給与にも上限が見えてきた」「これから、どうキャリアを作っていこう?」という悩みについて、考えたことはありますか?  

「年収8桁!」なんて書いてあるので「どうも胡散臭いなあ」と考える方も多いかもしれませんが、胡散臭い内容じゃないはずです。実体験を交えて、かなり本気でWEBデザイナーのキャリアを書きました。結果、WEBデザイナーにはチェスや将棋で言う「成り駒」みたいなものがあるなと思います。今回の内容で先のキャリアをある程度イメージできると思いますし、より多くの人に届けば幸いです。

WEBデザイナーになった後、WEBデザイナーに関するたくさんの賛否に関する声を聞くのではないでしょうか。WEBデザイナーになったものの「年収が低い」とか「今後の将来性が不安な職種」だとか「エンジニアに特化したほうがいい」とか、なかなか鬱陶しいなと感じることも多いかもしれません。

それらの声は、一方では真実でもあります。現在、給与ナビによると、WEBデザイナーの平均給与は427万円で、グラフィックデザイナーの440万円よりもわずかに下回っています。一方で、エンジニアの給与は550.8万円ということで、WEBデザイナーは他のクリエイティブ関連業種よりも、実は給与的には下回るか、そうでなくても、高い方ではないことが分かります。一見、ぱっと見の給与でいくと、そこまで夢が無いようにも感じるのではないでしょうか。

しかし、WEBデザイナーだからこそ得られやすい、その先のスキルセットがあるのです。結果的にWEBデザイナーのスキルセットを進化させることで、平均年収575万円以上まで上がります。そして、今回のnoteに書いた内容に基づけば1,000万円以上も目指せるでしょう。

僕自身は「最初のキャリアとしてWEBデザイナーを選んで、心の底から良かった」と、感じています。これは他の職種をどうこう言っているわけではありません。僕自身は今、かなり理想的な生活を送っていると思っているのですが、今までのキャリアを振り返ると、おそらくWEBデザイナー以外では、今の場所に到達できなかったと思うからです。

もしかすると、聞くのが嫌な方もいらっしゃるかもしれませんし、申し訳ないのですが、僕自身の働き方について、少しだけお話いたします。この話題を出すのは、おそらく興味がある人が多いだろうと思うからです。

まず、仕事は「好きな相手と、好きな仕事」しかしていません。心が淀むようなストレスはまったく無いと断言できますし、自分の好きな時間、好きな場所で自由に働くことが出来ています。そして、仕事そのものも超絶やりがいがあります。故に、モチベーションはほとんど途絶えません。

お金にはまったく不便していませんし、働く時間は長くも無いのです ( 自分が自分のサービスを、自分の意思で徹底的に開発している時は別ですが ) 。自分が働こうと思えば何時間でも働きますが、実際、1日3時間程度でも問題なく今の人生を維持できるでしょう。案件も増やそうと思えば増やせます。ただ、受託は「本当に心から一緒に歩ませて頂きたい!」と思う仕事だけ受けさせて頂いており、数より深さで勝負したいので、あまり新規で受けていません。

ずっと家にいられるので、夕飯づくりを含む家事は半分担当していますし、子供とも毎日一緒にいられます。一時期は育休のタイミングなどもあり、昼間の時間すべて子供の面倒を見ていましたが、お金も生活も、まったく影響を受けることはありませんでした。2020年は大きく世界やライフスタイルが変化した1年でしたが、僕自身は特に何も変わりません。

これが、WEBデザイナーからキャリアを始め「WEBデザイナーとして歩んできたからこそ」手に入れることが出来た働き方なのです。おそらく、僕の性格、性質で「他の業種を選んでいては、同じ場所にたどり着くことはできなかった」でしょう。

そして、今回、僕がご紹介する方法に「向いている人」は、今WEBを学んでいる人の「半数以上」は当てはまるようなのです。なので、今WEBを学んでいる、もしくはWEBデザイナーとして歩み始めた多くの人にとって、参考になるケースではないかな、と思っています。

WEBデザイナーになって、将来性や給与について色々言われている方も、いらっしゃるかもしれません。それで、不安に思ってキャリアについて悩み始めた方も、たくさんいるのではないでしょうか。

もしくは、ある程度キャリアを積んで、実績も出来て、会社での給与も限界の水準になってきた方も、たくさんいらっしゃると思います。その先に進むにはどうすればいいのか、そして、今後の人生、どう生きていけば良いのか、お悩みの方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。

・WEB制作を学んでいて、その先のキャリアプランも見ておきたい
・WEBデザイナーになれたけど、今後のキャリアに迷っている
・実績も増えたけど、さらに先の目指し方が分からない
・周りから色々言われて不安だ
・Twitter等でネガティブな情報を見て迷っている
・技術の進化に仕事が奪われないか心配だ

そんな迷いを抱えていらっしゃる方に、ぜひ読んで頂きたいと思います。
下記が、今回の目次になります。

■ 目次 ( 18,901文字 )
・WEBデザイナーのスキルセットを整理してみる
・デザイン領域でのキャリアアップ
・HTML×CSS領域でのキャリアアップ
・プログラミングスキルについて、どこまで習得すべきか
・年収8桁を目指すには具体的にどうすればいいの?
・まとめ

大丈夫です。WEBデザイナーは、かなり先を目指せる職種です。WEBデザイナーだからこそ、先を目指せると言ってもいいかもしれません。改めてになりますが、少なくとも、僕の場合はWEBデザイナーでなければ、今の働き方を得ることは出来ませんでした。なので、ぜひ僕の経験を参考にして頂き、今後のキャリアの参考にして頂ければ幸いです。

では、早速始めていきましょう。

WEBデザイナーのスキルセットを整理してみる

本題に入る前に、今回考えるWEBデザイナーの定義について整理しておきましょう。今回noteを書く上で、WEBデザイナーのスキルについて、色々なデザイナーさんと話をしてみました。結果、WEBデザイナーのスキルセットは「WEBデザイン」だけでは無いケースが多くありました。

HTMLやCSSのマークアップ、そこまで複雑でないJavaScript、中にはWordPress、少し踏み込んでPHPも扱える人も多いのではないでしょうか。実績を重ねた方は、WEBデザインに特化しながら、複数のスキルを併せ持つ方が多いようです。一体、なぜでしょうか。

理由はいくつかありますが、まず、表現方法に関して、CSSとHTMLだけで表現できることが増えたことがあげられます

「CSSでどこまでパーツを再現できるか」「画像として扱う部分を極力減らすには、どんなデザインにすべきか」「レスポンシブにしやすいデザインは何か」「 無駄に多くの工数をコーダーにかけてはいないか」など、コーディングと合わせて考えることはたくさんあります。

そして、極力HTMLとCSSだけで表現できるデザインは、WEBサイトとして軽く、機能としても優秀で、綺麗です。

また、会社としても、ピクセルパーフェクトなら、ピクセルパーフェクトを目指しやすいデザインにしなければ、大幅に会社のリソースを無駄にしていまいます。売上は変わらないのに、何十時間も大切な時間を消耗して良いはずもありません ( コーダーに報酬のでない残業というタダ働きや、会社に利益のでない給与を払わせたいなら別ですが ) 。

さらに、コンポーネントを中心とした設計思想や、アトミックデザイン、特に事業として高速での仮説検証と改善手法が広がりを見せる現状を考えると、少なくともコーディングしやすい、コーディングが破綻しない、更新しやすく保守しやすいデザイン表現を作るスキルが必要です。

WEB制作業務がチームプレイである以上、状況を考慮した上で最良のデザインを作ることがWEBデザイナーの責務、というより、WEB制作事業に参画する会社員として当然意識すべきことという認識が、昔よりも断然、明らかに芽生えています。こうした理由もあって、WEBデザイナーはHTML✕CSSを習得する方が増えているようです。

さらにバックエンドも学ぶことで、システムとしても実装しやすいデザインも作れるようになります。WEBデザイナーがコーディングを習得することは、会社にとってもユーザーにとっても、メリットのほうが多いのです。結果的に、WEBデザイナーのスキルは「極めていないけど作ることはできる」という多角的なものになっていくようです。単純にリソース不足でコーディングやWordPress化、修正などを任された結果も多いようですが。

このように、WEBデザイナーとして実績を重ねると、デザインだけでなく、複数のスキルを少しずつでも使える状態になるケースが多いようです。もしコーディングをまだ未習得の方も、習得することで、より機能性が高いWEBサイトをデザイン出来るようになるでしょうし、何よりコーディングを覚えるだけで、スキルアップやキャリアアップにつながるでしょう。

では、WEBデザイナーとしてのスキルセットを整理した上で、どうすれば具体的なキャリアアップと共に、給与を上げることが出来るのでしょうか。各スキルにおいて、伸ばせる領域がありますので、まずはスキル別にキャリアアップの余地を見ていきましょう。

デザイン領域でキャリアアップするには

近年、デザインという言葉の領域が一気に広がりました。UIデザインやUXデザインなどは聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。正直、WEBデザインだけだと、スキルとして給与の上限は低くなります。ディレクターが設計して、WEBデザイナーがデザインを乗せる、といった仕事内容のままだと、限界は見えています。さらに先のキャリアを目指すには、より売上への影響度が大きいデザインをする必要がるでしょう。

UIデザインを覚える

では、一体、なんのデザインをすればいいのかと言うと、まず広げやすいのがUIデザインです。「今もUIのデザインをしてるよ!」という方もいらっしゃるかもしれません。ただ、中には設計に関しては特に関与していないケースも多いはずです。UIデザインを学んでみてください。すると、ディレクターが設計したワイヤーフレームにUIデザインを乗せる、ということだと、UIデザインの「最終工程」しか担当していないことが分かります。事業にとって最も大事なのは「その前」だったりします。

給与ナビによると、UIデザイナーの平均給与はなんと552万円です。エンジニアが550.8万円ですから、ほぼ同じ水準の給与になるのです。今回はキャリアについての話なので、UIデザイナーが何かについては、改めてご自身で調べてみてください。ちなみにWEBディレクターは452万円が平均給与ということで、圧倒的に専門的なUIデザイナーが上回っている形です。

なので、まずWEBデザイナーからUIデザインのスキルを学び、UIデザイナーになること。さらにディレクションも身につけて、求められたらディレクションも出来る形にすること。そして、実績をつけ、本当に自分のスキルや実力を認めてくれる企業、相応しい給与を出してくれる企業に転職すること。これでまず、エンジニアと同水準かそれ以上の給与は得られます。

実際は、もっと色々な要素、例えば経験年数や年齢、実力、そしてエンジニアリングと対比する場合は言語など、様々な要因がありますが、ひとまず単純な平均の計算で考えてください。よほど転職に失敗しなければ、誤差はあっても給与が上がるのは確かなはずです。

インフォメーションアーキテクチャも覚える

もう1つ学習すべきなのが、インフォメーションアーキテクチャ(IA)と呼ばれる領域です。これは「いかに情報を見つけやすくするか」設計するもので、WEBサイトにおけるサイトマップのような全体構造や、レイアウトにおける各セクションのタイトル、文字の表現方法、ナビゲーション、情報のまとめ方といった、より根本的な設計をする知識になります。

その上で、もちろんレイアウトの構造も作りますし、一部、UIデザインと被る領域もありますが、基本的には情報の構造を考える分野だと理解してください。情報のまとめ方、見つけやすさの設計に関しては、一般的なUIデザインの領域ではカバーしていないことが多いです。UIデザインより、さらに前の段階だと認識してもらうと、いいかもしれません。

IAを理解した上で情報構造を設計し、さらにUIを設計して表現する。これだけ出来て、さらに仮説検証と改善を繰り返し、売上に対して貢献することができれば、UIデザイナーの平均以上の給与を獲得できるでしょう。WEBデザイナーからのキャリアアップとしては、UIデザインと合わせてIAを学ぶことも、最も広げやすい領域かと思います。

UXデザイン領域を習得する

少しUIやIAとは毛色が違うかもしれません。UXデザインとはユーザーの体験をデザインする仕事で、どちらかと言えば、ビジネス寄りです。手を動かして作ることも、もちろんありますが、ユーザーの体験はUIやWEBデザインだけで作れるものでもありません。

UXデザインの領域は、ビジネスの大半に関わると言われています。例えばUber Eatsのような料理を宅配してくれるアプリのUXをデザインするとしますよね。ユーザーの体験とは、アプリを操作している画面だけで生まれるものでは無いのです。

Uber Eatsのビジネスモデルは、今のところ商品ごとにオーダーして料金を払う形式ですが、もし、サブスクリプションの月額課金だったらどうでしょう。料理を購入する体験が、一気に変わるはずです。もし、サービスを提供する配達員の対応が、かなり雑だったらどうでしょうか。それだけでも購入体験は、大きく変化しますよね。

サービスや事業全体から受け取る体験全体を、ビジネスの形から、UI、さらにはサービスを使い終わった後まで、一貫して作り上げる設計をするのが、UXデザインなのです。なので、そのあり方や業務範囲自体がUI / IAデザイナーとは大幅に異なります。むしろUIやIA、その他業務は、UXデザインの一部と言っても良いでしょう。

では、なぜWEBデザイナーからのキャリアアップとして、UXデザインの習得を推奨するのでしょうか。これは、WEBデザイナーが「あらゆる分野に入り込みやすい」というスキルセットに由来します。

冒頭で、WEBデザイナーのスキルセットは多岐に渡るケースが多いことを確認しました。UXデザインはビジネスの体験を作り上げるという総合的な仕事ですので、その流れの基本は、ユーザーを巻き込んだ仮説検証型です。分野を絞り、協力してもらうユーザーを集め、観察やインタビューを行って情報を集め、価値を見つけ出し、アイディアにする。そして「プロトタイプ」を作って「試す」ことを、何度でも高速で繰り返す。

だからこそ、総合的なWEB / UI / IA / プログラミングの知識が、UX全体の設計をサポートしてくれるのです。何ができるか、どんなことが出来るかを知っているだけでなく、デザイナーやエンジニアとのコミュニケーションから制作まで、一貫して理解した上でUXデザインを行えます。ちょっとした更新なら自分で行ったほうが早いケースも多いでしょう。

これは一般的なUXデザインチームの方法とは異なるかもしれませんが、高速でプロトタイプレベルの制作物で、仮説検証と改善を行うなら、自分で実装できるとさらに早いことも多いです。プロトタイプ程度であれば、1日以内で忠実度高めのプロトタイプを作れるでしょう。

改善したい時も、改善の意図を把握した上で、即座に、直接、自分の手でいつでも改良できます。逐一細かく資料にまとめて依頼しなくていいんです。資料を作る時間で変更できます。しかし誰かに依頼すればそうはいきません。自分で作る方法は、特にフリーランスとしてUXデザインを行う時に有効です。

例えば自分がプログラミングだけできる場合、WEB / UI / IAデザインは誰かに任せなければなりません。WEBデザイナーの中でも、WEB / UI / IAデザインだけに特化した人の場合、プログラミングやマークアップは誰かに任せなければなりませんよね。すると、マネージメントやコミュニケーションが発生することで手間や予算も発生しますし、自分でデザインして実装するほど、高速な対応が出来ないことも多々あります。クリエイターのスケジュールやリソースにも依存するでしょう。

また、フリーランスとして仕事を取る時も、UXデザインの仕事を作りやすいのです。なぜなら、WEBサイトはどの企業も欲しがりますし、今の社会では必須のツールでもありますので、制作案件は山ほどあります。そこで信頼感を得られると、今度は「WEB周り、ITまわりの仕事をすべてお願いしたいんだけどどうだろう?」という要望を受けることができます。結果、ITに関わる事業の根幹から入ることが出来、UXデザインの仕事につなげていけるということです。ところが、UXデザインの仕事を最初から取ろうとなると、そもそもUXという言葉をちゃんと理解していない人が多いので、案件数的に少なくなるでしょう。提案しなければ、UXの仕事はなかなか生まれません。実は、裏にしっかりと存在しているのに。

仮説検証と改善の高速さ、幅広いスキルだからこそできる「低忠実度〜高忠実度プロトタイプ開発」と検証。オールラウンダーの性質を持つWEBデザイナーだからこそ、繋げやすい仕事なのです。

そしてUXデザイナーの年収ですが、575万円〜600万円で、もっとも高いです。海外だとさらに評価が高く1,200万円にも及びます。このことからも、今後、もっとも伸びしろのある職業と言っても過言ではないでしょう。

僕であれば、WEBデザイナーのスキルを生かしたキャリアアップなら、迷わずUXデザイナーを選択します。そして、実際に僕自身はUXを中心に勉強して、現状にたどり着くことができました。冒頭でもお話した通り、WEBデザイナーでなければ、現状にたどり着くことは難しかったでしょう。〇〇だけに特化、というスタンスだと、必ず組織化やマネジメントが必要になりますが、横断的なスキルを持つWEBデザイナーであれば、その横断的な部分がそのまま強みに変えられるからです。

UIデザインやUXデザイン、IA ( こちらは現状開発中 ) に関してSTARTOUTで詳しく解説しているので、ぜひ学んでみてください。STARTOUTのカリキュラムを学べば、UIデザインやUXデザイン、IAにおけるかなりの知識範囲をカバーできるでしょう。

HTML×CSS領域でキャリアアップするには

ノーコードツールが進化し、簡単なWEBであれば、誰もが作れるようになってきた今の時代。このままWEB制作スキルを単体で磨いても、果たして大丈夫なのか? と考えている方も多いと思います。特にHTMLやCSSに関して将来性は薄い、的な話も聞こえはじめました。

そんな中で、身内で色々と議論しているのですが、結果的に「仕事の内容による」というのが本音です。日常的に自分が受注する、得意とする案件の質や領域によって、大きく変わります。

大規模なサイトや更新の多い長期間使うサイトを専門とする

HTML×CSSを追求して生き残る方法1つめは「大規模サイトの構築」や「何度も更新の企画がある長期間使うサイト」を専門になることです。例えば、最低50ページ以上、後に数百ページにも及ぶサイトを専門的に扱うなら、HTML×CSSを追求する意味はあるでしょう。

なぜなら、しっかり構造を考えて書かないと、更新を重ねた時に、ソースコードがうまく機能しなくなるからです。

例えば、1ページ目と2ページ目、おおまかな構成やデザインは同じだけれども、わずかに違う箇所がたくさんある場合。このようなケースは、大規模なWEB制作だと、よくあることです。最初の数ページは特に何も考えなくても大丈夫です。しかし、数十ページ、数百ページ、もし似ているけどちょっと違うレイアウトが増えてきたらどうでしょう。CSSが何度もバッティングしたり!importantを使って無理やり変更したり、というケースが何十回も重なれば、どうなるでしょうか。

ある時、更新を実装しようとしても、CSSが反映されない、どのCSSが何を表しているか分からないこともあるでしょう。同じ内容のCSSを何度も書いてしまうこともあるでしょうし、過去のCSSをいじることで、対応するページが根こそぎ崩れてしまうこともあつかもしれません。しかも、ページ数が膨大だと、どこにどんな影響が置きているのかさえ、把握できなくなります。だからこそ、HTMLやCSSの設計を、しっかりと最初に考えて行う必要があるのです。

一方で、数ページで完結したり、ランディングページ1ページで終わったり、何度も作ってはすぐ壊されるリクルートサイトやキャペーンサイトでは、そこまで気にしなくても、正直あまり影響はありません。なんなら、先方がノーコードでささっと作ってしまうケースも増えていくでしょう。

もしHTML×CSSを追求するなら、常に自分が膨大な質量を持つサイトと向き合い、長く自分の作品が残る、残せるような領域を、主に担当することで力を発揮できます。逆に言えば、それ以外ではスピードや仮説検証、分析、改善の繰り返しなど、他に優先すべき項目がある場合が多いです。なお、膨大な質量を持つサイトは、大抵、大きな予算が発生する、案件獲得までにかなりの労力を要するサイトであると考えると良いでしょう。

小規模でも更新が超膨大なサイトを専門とする

先程、大規模なサイトを専門とすると言いましたが、小規模なサイトでも、需要はあります。膨大な数の更新が発生するサイトです。試してデータを取得し、分析して改善する。そうしたデザイン思考やリーン・スタートアップ方式で運用されるWEBサイトやWEBサービスなら、需要はあるでしょう。理由は超高速で変更できる設計が必要だからです。

サービスを作る時や、始めてWEBサイトを作った時、どんなサイトを作れば売上があがるのか、結局試してみないことにはわかりません。なので、何度も仮説検証と改善を繰り返すわけですが、本当に早いところは1日単位でリリース、検証、改善までを繰り返します。すると、必然的に更新箇所が何百箇所となりますので、普通に何も考えないで作れば、膨大な制作時間がかかります。

しかし、うまくパーツ単位で使いまわしが出来て、ほんの一手間で変更できるような設計にしておくことで、超高速でUIを変更することが出来るのです。大規模なサイトを作る時は、積み重ねで更新していく時にわけがわからなくならないように設計しました。しかし、小規模で仮説検証や改善を行う時は、特に変更のしやすさを考えて設計します。膨大な変更が来ても、一瞬で対応できる設計を素早く考え、実装できる実力。これは初期段階で非常に大事な能力です。

ただ、一方でこうした超高速仮説検証における設計は、もっとノーコードが進化すればノーコードで行うようになるでしょう。一通りノーコードで試して「売れる!」と確信したタイミングで、プロのコーダーやWEBデザイナーに任せるというケースも増えていきます。なので将来的には、結局、長期間使って更新の多いWEBアプリやサイト、または大規模サイトが一番HTML×CSSを活かせる空間ということになるでしょう。

構築技術は、あって当たり前。求められるのはルールづくりや設計

ここまで考えて分かるのが、構築する技術そのものは「持っていて当然」という認識であることです。技術を実現できるのは、もはや当たり前として、どのように設計し、今後、展開されるプロジェクトにとって、もっとも効率よくシンプルに管理できるか考えることが、求められているのです。

もちろん作れることそのものは大切ですが、それ以上に論理的に「運用し続けても破綻しない」そして運用する時になるべく「高速でアップデートできる設計」を考えなければなりません。だからこそ、設計思想やルールを決めることが重要なのです。

もし今後、HTML×CSSを追求していきたなら、設計について深く学習することで、長期的に活躍できるポジションを得ることができるはずです。ただ、それでもマークアップだけ追求するコーダーは、350万前後が年収とされていますが、こうした設計を根本からできるようになると、その限りではありません。しかも350万前後という平均年収は、それだけ稼げていないコーダーがいる証明です。ただし、やはり市場価値としてHTML×CSSだと、評価や仕事でバリューが出せる範囲として限りがあるため、JavaScriptを始めとしたフロントエンドの技術をあわせて追求すると良いでしょう。

淘汰されるかどうかという答えに対しては「しばらく淘汰されませんが、全体の設計から作れるようになる必要がある」「作るだけなら、価値は低く、ノーコードで代用されることは多くなる」ということです。

プログラミングスキルについて、どこまで習得すべきか

JavaScriptやPHP、Rails、Pythonなど、フロントからバックまで合わせて、色々な言語があります。しかし、WEBデザイナーからキャリアアップするなら、HTML×CSS以外の言語は、そこまで深堀りする必要は無いかなと僕自身は考えています。WEBデザイナー、つまりデザインからのスキルアップであれば、もっと優先したほうが良い道があるためです。

そもそも今回お話するのは、WEBデザイナーとしてのキャリアアップ方法であって、エンジニアのキャリアアップではありません。というより、デザインを軸として進むからWEBデザイナーなのであって、プログラミングを軸としたら、それはエンジニアです。

WEBデザイナーという、デザイナーとしての特性を活かしていくなら、そもそもプログラミングを追求するという選択肢は、キャリア的にまったく別方向に向いていくことになるでしょう。なので、今回は、プログラミングに関するキャリアアップは扱いません。

HTML×CSSはデザインツールとしても認識できる

じゃあ、プログラミングは深堀りしないというけれど、HTMLやCSSはどうなんだと考えるかもしれませんが、HTMLやCSSはUIを構築するものであり、なんなら最近は、PhotoshopやSketch、Figmaなどでデザインする作業をすっとばして、HTMLやCSSで直接デザインすることも増えてきました。実際、HTML×CSSで最初からデザインを作っていくクリエイターも増えています。なのでHTMLやCSSは、デザインツールとしても捉えられると考えられます。

特に前述したUXデザイナー、UIデザイナーのスタンスであれば、基本的に最初から作り込むことはまずしてはいけません。速度重視で、HTML×CSSを活用し、直接プロトタイプを作ることも多いです。さらに、いくらでも変更しやすいHTML×CSS設計まで考えることも大事です。

なぜなら、企画したUIやUXが本当に成果を出せるものなのか、試すまで判断できないからです。ある程度成果を出せると判断できたころには、UIもUXもある程度、案が固まっている状況になりますし、そこに清書版デザインを乗せるだけなら、他のWEBデザイナーでもデザイン可能なはずです。清書版デザインを乗せるところも自分でやってももちろん良いですが、それはキャリアアップ後のスキルセットで扱う分野ではありません。

HTML✕CSSを意識したデザインをする必要がある

冒頭でもお話しましたが、デザインをする時に、まったくコーディングを意識しなければ、かなりたくさんの弊害が起きます。基本的には「コーディング段階で無駄な作業が膨大に増える」ことになり、ひたすらコーダーをイライラさせることになるでしょう。

例えば、1ページ目と2ページ目のパーツで、同じパーツを使ってもまったく問題ないのに、ちょっと位置をずらしてみたり、少しだけデザインを変えてみたり、まったく売上にも反映されないけども、工数はかかるといったデザインをしてしまうケースがあります。本人はいいのかもしれませんが、それでどれだけコーダーの労力と人件費が無駄になるでしょうか。

もし全てのWEBデザイナーがコーディングのことを考えて、コンポーネントを意識して作っていれば、コーダーの労力も圧倒的に減るのです。その上で、クライアントを納得させられる素晴らしいデザインを作ることが、WEBデザイナーの命題とも言えるでしょう。ピクセルパーフェクトを追求する人は多いですが、そのピクセルパーフェクトがなんら売上にも事業にもユーザーにも変化や価値をもたらさない場合、その影響が計測できない場合、自己満足以外の何者でもなくなってしまいます。もったいないです。

単純にHTML×CSSは一緒に頼まれる

小さな会社の場合、一般的な業務の範囲としてWEBデザイナーにコーディングを依頼するケースは割と多いです。しかし、例えばReact、TypeScript、Nuxt.jsなどを扱うフロントエンドやPHP、Rails、Pythonなどの仕事がWEBデザイナーにまわってくることは、ほとんどありません。任せるならエンジニアです。回ってきたとしても、特にフリーの場合「そういうの出来る人知らない?」と聞かれるくらいです。なので、HTML×CSS自体はWEBデザイナーの業務の範疇として捉えられることが多いので ( なぜか ) 習得しておいても良いでしょう。

こうした理由から、WEBデザイナーとしてキャリアアップをしていくなら、複雑なプログラミングは覚える必要はないけど、HTML×CSSは極めておいて全く損は無いということです。特に大規模サイトや更新の多いサイトの設計まで出来ると、年収に直結するキャリアアップが可能にあるでしょう。

年収8桁を目指すにはどうすればいいの?

これまで、キャリアアップのために必要なスキルセットについて、ご説明してきました。とは言え、まだ年収8桁には及びません。普通にスキルだけに注力してキャリアを考えずに働いていれば、500万円〜800万円ほどが、スキルアップだけだと限界になるでしょう。スキルアップを考えた上で、同時にキャリアアップの作戦を試行錯誤していく必要があります。

では、どうすれば8桁を越えることができるのでしょうか。スキルを身につけた後の道は、実は3つしかありません。それぞれのキャリアで、どれが一番自分にあっているか、考えてみましょう。

8桁以上を提示できる環境への転職

まず王道がこれです。最終的には8桁以上の報酬が得られる環境に、転職しましょう。これは、面接の時に確認することもできるでしょうし、募集要項で1,000万円以上も提示されている求人情報を探すこともできます。友人や知人繋がりで、8桁以上もらっている人のいる会社に転職することも出来ます。調べる方法はいくらでもあるでしょう。

基本的にデザイナーもエンジニアも、転職以外で給料が一気に増えるケースはほとんどありません。今の会社に期待しないほうが良いです。ある程度実力や実績がついたら、より給料の高い会社に転職するのが、一番はやい給与および報酬アップの方法です。

もし大幅な給与アップがあったとしても、それは、あなたが重要なポジションにいて「やめる」と言った後の面談になるかもしれません。ある人は、やめると宣言した後の面談で、年収が100万円以上アップし、引き止められたケースがあります。どちらにせよ、やめる、転職するという意思表示が必要になるでしょう。

また、年収アップのためには、環境を選ぶことが一番大事です。例えば、基本的に稼いでいる業界の会社であれば、お金はたくさんあるでしょう。ところが、あまり稼げていない業界の場合、天井が見えています。稼いでいる業界、会社という環境を選べなければ、年収の上限はあがりません。業界がどれだけ儲かっていて、会社がどれだけ稼いでいるのかは、必ず調べてから転職するようにしましょう。

フリーランスまたは副業

そして、もう1つの方法が、フリーランスになることです。とは言え、完全にフリーにならず、副業で仕事を受けても構いません。もっとも副業するには会社が副業OKであることが条件ですが、最近は国が副業を推奨していることもあって、許可を出す会社も多くなりました。

副業に限らず、会社で実力をつけた上で独立し、フリーランスとして仕事を採れば、現状、初年度から普通に8桁を目指すことも可能です。20万円〜50万円の仕事を月に3つ〜4つ、手に入れたら良いだけです。それを可能とする営業パートナーが複数社いるだけで、クリアです。会社で実績をつければ、正直、そこまで難易度は高くないでしょう。自分でクライアントに直接営業しなくても大丈夫です。仕事がそう簡単に取れるのか疑問に思う人もいますが、実力をつけた後なら、そう難しくはありません。

1. たくさん仕事を持ってきてくれる企業や人を獲得する
2. 忙しくて受けられなくなったら単価を上げる
3. 営業パートナーを厳選していく
4. 希望の価格に見合わなくなったパートナーの仕事は受けないようにする

この4つのステップを高速で実行するだけで、年収8桁は到達できるでしょう。問題なのは、実力に見合う価格を交渉できない場合です。特にフリーランスになりたてのデザイナーさんは、価格を低く見積もりがち問題を抱えているのが普通です。仕事の件数が増えてきたら少しづつ価格を上げ、最後は、希望の価格で自分のスキルを買ってくれる相手とだけ仕事をする。こうした交渉が出来なければ、かなり忙しい、心身ともに疲弊して、仕事にすべてを捧げるような生活になってしまいます。

特に副業で仕事を受ける場合、空いている時間で仕事をすることになるので、報酬を高く設定しなければ、あまり稼げません。とにかく自分の実力を上げ、適正価格で買ってくれる相手を探すことを意識しましょう。

また、スキルの幅を広げることも意識しましょう。WEBデザイナーがもともと持っているオールラウンダーの性質をさらに拡張し、マーケティングまで徹底的に学んでいくことも手です。フリーランスなら前述したように「すべてやってほしい」と頼まれることも多いので、どんな案件が来ても対応できるようにして置けば、その分、好きな仕事だけ受けられるようになります。

たくさんのクライアントさんと仕事をしていると、時々、代理店や営業を挟まない直案件を紹介されることがあります。するとクライアントから「WEB周り、ITまわりの仕事をすべてお願いしたいんだけどどうだろう?」と相談され、WEB以外の範囲、つまりUXやDX戦略をまるごと任されることがあるわけです。これは前述した通りでです。

例えば、社内研修のデジタル化や、その会社の業務に特化した業務量プラットフォームの開発なども提案できるでしょう。WEBを使ったマーケティングや企画も無限に提案できますし、動画やWEBを駆使した営業ツールの開発も可能です。そのうち、作ったツールをサービスとして提供することになるかもしれません。

このように、UXからビジネスデザイン、マーケティングまで仕事の幅を広げれば、本当に自分がやりたい仕事だけを厳選して出来るチャンスが山程増えます。条件も合い、気の合う数社を厳選しての仕事も可能になるでしょう。受託制作だけでなく、自分が思うがままに作ることで結果を出す、そんな仕事の仕方も可能になるのです。コンサルティングの側面もあり、月額での固定報酬も格段に上がりますので、スキルの幅、業務の幅を広げていくことは、かなりおすすめです。

副業でWEBサービス開発

一番、推奨している方法です。会社員をしながら、副業で自分のWEBサービスを開発し、提供しましょう。フリーランスや受託での副業より、結果が出るのは遅いかもしれませんが、会社員として安定した状態でサービス開発に専念できるメリットは、かなり美味しいです。完全にフリーランス化してからだと、しばらくは仕事で手一杯&必死でしょうし、仕事が途切れないかの不安もあります。サービス開発どころではないかもしれません。だからこそ、会社員で安定している状態が良いのです。

WEBサービスを作る場合、サブスクリプションか、それに相当する月額で収益化できる方法について学習しましょう。WEBサービスの良いところは、ある程度軌道に乗せることで、運用とアップデートをしっかりと行えば、マーケティングがそこそこでも、継続的に収益化できるということです。受託だと自分の労力 = 収益で、自分が稼働しなければ売上もあがりませんが、良いWEBサービスであれば、自分の労力関係なしに売上は上がり続けます。

僕が今の受託に振り回されないライフスタイルを維持できているのは、はっきり言ってWEBサービスを複数はじめた時からです。忙殺され続けていて、なんのために働いているのか分からない日々から開放され、今に至ります。もっと早く、WEBサービスづくりに取り組んでおけばよかったと思いました。だからこそ、WEBサービスを作りながら技術と事業デザインを習得するSTARTOUTWAREHOUSEをはじめたのです。

そして自分の作りたいWEBサービスは、自分がやりたい仕事そのものです。なので、日々ワクワクしながら、本当にやりたい仕事を追求することが出来ます。少なくとも僕にとっては、これほど、人生を素敵な状態にしてくれる仕事は、他にありませんでした。

とは言え、何もせずに利益を得るという話ではありません。アップデートや改善を怠ると、またたく間にユーザーは離れていってしまいます。自分が労力をかけなくても、ある程度収益化できるからといって、何もしないわけではないのです。むしろ、サービスへの献身を徹底的に行うからこそ、ユーザーは増えますし、ファンも増えていきます。

そしてWEBサービスの個人開発はスキルとしても幅広い領域が必要となります。WEB / UIデザイン、IA、フロントエンド、バックエンド、UXデザインなどなど、WEBの総合格闘技といったところです。ただ、すべて極める必要はなく、個人開発レベルであれば「動く程度」「サービスとして使える程度」まで習得すればOKです。UX / UIデザインは、可能な限り追求する必要がありますが、その他のスキルセットに関しては極める必要はありません。

というのも、やはりサービスづくりでも、仮説検証や改善の過程で、結局、何度も作っては壊し、作っては壊し、という流れを繰り返します。必死に作り込んだとしても、まったく別のサービスに変更することもありますし、初期であればあるほど、そうした破壊と創造が繰り返されるわけです。しっかりと作るよりも、何度、仮説を試せるかを追求したほうが、売上に繋がりやすいと言い切れます。もし、しっかり作るとしたら、何度も仮説検証と改善を繰り返せるサービスづくりのフレームワークを独自開発するくらいの気合が必要でしょう。

なお、サービスづくりに必要なスキルセットは、STARTOUTで通して学べるようになっていますので、ぜひ、挑戦してみてください。一通り完了するころには、自由自在に個人でWEBサービスを開発できるようになっているはずです。そして、自らの創造力で社会に価値を提供し、さらに自分の理想とする働き方への実現に、挑戦してみてください。

まとめ

冒頭で「今回の方法に向いている人は、今WEBデザイナーを目指している人、働いている人の半数以上が当てはまる」という趣旨の話をさせて頂きました。では、今回の内容が向いている人が誰かというと、下記の想いを持っている人に当てはまります。

・最終的には、自分のサービスを作って生活していきたい
・WEB制作技術は手段であって、それ自体が目的ではない

この2つだけです。制作そのものが心から楽しくて、それだけやっていたい!という方には、向かないかもしれません。なぜなら、これまでご紹介してきた通り、作ること以外のことも、学び仕事にする必要があるからです。

反対に、WEB制作技術は問題を解決するための手段であり、最終的にはサービスなどで生きていくため、そして社会に価値をもたらすために必要だから学んだ、という人には、かなり向いていると思います。理想を実現する手段として学んだ人にも向いています。つまり、WEB制作技術を手段として用いていて、その先にある課題を解決し、理想を実現するという形でWEB制作と向き合っている人に、特に向いているということです。

以前、アンケート調査した結果、最終的にはサービスを作りたい、そしてWEB制作技術を手段として用いているという人は、全体の半数以上に登りました。だからこそ、多くの人に今回のキャリア計画は向いていると思ったのです。僕もまた、そのタイプでした。

みなさんは、どうでしたでしょうか??

さて、ここからは「年収8桁を目指す、WEBデザイナーのキャリア計画」について、おさらいしてみましょう。まず前提として、WEBデザイナーとしてこれまで数年、実績を作ってきた人が、今後どうやってキャリアを成長させていくか、という話です。まだ仕事を始めていない方は、ひとまず実践で経験を積み、実績を積み重ねることを目標としましょう。

UI×UX×HTMLとCSSの設計、ディレクションを覚える

実績がついたら、次はスキル領域を広げることを意識します。ただ作れる、デザインをワイヤーフレームに乗せられる、という範囲のスキルセットの場合「どれだけスキルが高くても」それ以上のキャリアはなかなか見込めません。年収に低めの天井があります。

では、何を習得すればいいかと言うと「UIデザイン」「HTML×CSSの高度な設計」「UXデザイン」です。どれか1つでも習得すれば、次のキャリアにステップアップできるでしょう。ただ、理想は全て習得し、実績を作ることです。省くとしたらデザイナーの視点から考えると「HTML×CSSの高度な設計」です。UIとUXに関しては、デザイナーとして進むなら、確実に習得しましょう。また、上記のスキルに加え「ディレクション」を習得することは、必須になります。

転職する、もしくは転職をちらつかせる

スキルを習得したら、転職です。大幅な報酬アップは、転職をちらつかせて「既存の会社に給料アップするから残って!」と言わせるか、適切な報酬を得られる環境や企業に到達するか、どちらかです。いずれにせよ、高額な報酬を獲得できる環境を目指しましょう。

フリーランスになるか、副業で収入を得る

転職後、新しいキャリアでUI、UX、設計などを習得したら、次は「フリーランス」になるか、もしくは「副業」で稼ぎ続けるかという2つの選択になります。どちらを選んでも、仕事の内容は「受託」か「自分のサービスを作って売る」か、どちらかになります。

おすすめは「お金に困っている時だけ受託」です。長期的に見れば確実に自分のサービスを作るべきでしょう。理由は前述した通りですが、自分の労力=対価では無い構造で収益化されるからです。

とは言え、黙っていてもいいというわけでもなく、ユーザーのために必死にアップデートが必要になります。大変ではあるのですが、本当に自分が作りたいものだけ作っていられるので楽しいし、好きな人とだけ働けるし、仕事の仕方や生活が極端に変わります。受託だと、こうはいきません。嫌いな人との付き合いやストレスなど、本来自分が価値を発揮するため以外の余分な不可に耐え続ける必要があるかもしれません。

スケジュールをつくってみてください

ということで、WEBデザイナーのキャリア計画についてでした。もちろん、今回の内容がみなさんにとって、合う、合わないはあると思います。ただ、こうしたキャリアの作り方も覚えておいて頂ければ幸いです。少なくとも僕自身は、今回の流れで人生を生きてきて、かなり楽しく仕事ができていますし、毎日楽しいです。

ただ、こうしてロードマップは把握したとしても、実際に動かなければ何もはじまりません。そして、動くために重要なことは「目標」を決めて「いつまでにそれを実現するか」スケジュールを描くことです。今回の内容を考えながら、自分なりのスケジュールを作ってみてください。そして、スケジュールどおりに自分が達成すればさえ、じきに目標には到達するのです。今後のスケジュールを決めることで、人生に大きな安心感を獲得することができるでしょう。

あとは、みなさんが動くかどうか次第です。これまでのキャリアから前に進むのは、なかなか勇気が必要だと思いますが、ぜひ、思い切って一歩を踏み出してみてください。動いて、自らの手で理想を実現するからこそ、思い描いたビジョンは実現されるのです。

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ウエヤマ ショウタ

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