» 詳細はこちら

ついに!登録開始しました!

自分のWEBサービスを作りながら、制作技術を習得しよう!

WEB制作×サービス作りのオンライン実践学習サービスです。ゼロからWEBサービスを作り、収益化しながら技術を習得してみましょう!

 詳しくはこちら

【10年検証した】月5万円〜10万円稼ぐ!完全最新ロードマップ

ブログ|2020年12月18日

2020年12月18日
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
※ こちらの内容はnoteで有料掲載していたものを移動してきたものです。 

みなさんこんにちは、しょうたです。

先日、Twitterで「月5万円〜10万円稼ぐサービスを作るのは、そんなに難しくない」というツイートをしました。

そしたら、詳しい内容を教えて欲しいというリクエストを頂きましたので、ステップ順にロードマップとしてまとめてみたいと思います。格闘技の型みたいなものです。今回の内容を実践できれば、5万円〜10万円稼ぐサービス&WEBサービスを作るのは可能になるはずです。

また、今回の内容は、WEBサービスだけじゃなく、新規でサービスを作る時は、大体応用できるので、タイトルから「WEB」を取りました。WEBサービス作りはもちろんのこと、全サービスづくりに応用できるはずです。

400部以上、ご購入頂きました!
読んで頂いたご感想も、少しずつ届いております!
本当にありがとうございます!

僕自身、もう10年も前から何回この方法&応用でマネタイズしたか分からないくらい使い倒してます。何度助けられたかわかりません。おそらく、ほとんどのサービスやプロダクトづくりは今回の方法の派生で行けるんじゃないでしょうか。

正直、数万円どころじゃなく、サービスやプロダクト次第では、普通に会社も作れる売上だせるはずです。「そういう方法」を載せています。小手先のテクニックや、時代や状況次第で使えなくなるような方法ではない実力を手に入れ「獲物の狩り方」そのものを身につけられる内容になっています。

ちなみに10年前から検証していたからって、10年前の方法使っているってわけではありません。10年使い倒してきただけで、方法自体は最新に常にアップデートしてます。さらに、サービスづくりのメジャーリーグとも呼べる、シリコンバレーで教えてもらったことを応用し、自分なりに使いやすい形で組み込みました。

思うに、事業やサービスづくりの手段は複雑だと言われるのですが、基本的な軸となるところは、そう変わらないと思うんです。

実際、今回もnoteを作り、ロードマップに沿って考えている間に、収益化できそうな事業アイディアが生まれたので、今度作ってみようと考えています。笑 もちろん、その工程も掲載されています。

実はSTARTOUTという「WEBサービスつくりながら開発技術も学ぶ」という学習サービスもやっているんですが、そちらに書いてあるのは「WEBサービス開発の技術まで覚えて全部自分で作れるようになっちゃおう!」という技術合わせた超実践版です。

もちろん合わせて開発技術も学べるので、1人で全部作れる技術を今から身につけたい方もうってつけです。

また、今回のnoteはSTARTOUTで紹介する方法の「5万円〜10万円稼ぐロードマップならこのくらいでいいかな」版です。

人によっては、noteの方が入門的でわかりやすいかもしれませんし、個人的には今回の内容を合わせて読むと、STARTOUTがもっと理解しやすくなるんじゃないかな、と思っています

STARTOUTはこれまで僕が学んできた工程や知見、経験、ほとんど取り入れて、数万円はもちろん、数億円まで狙う方法を書いていますので、より自由に開発し、高みを目指せるはずです。

今回の内容を読んで、もっと深堀りしたい、自分で開発までできるようになりたい!という方は、ぜひ参加してみてください。

STARTOUT
https://startout.work/

現状、今回の内容はSTARTOUTに掲載されていません。ただ、noteはnoteで随時アップデートし、よりサービス作りへの第一歩として、ひたすら質をあげていきたいと思っています。誤字脱字も今の時点であるでしょうし、未完成の部分もありますがご了承ください。

なお、こちらのnoteも世間のトレンドと例外なく「評判が良ければ」順次値上げしまして、最終的には4,980円まで値上げしたいと思います。正直なところ、人によってはそれだけの価値はあると思っています。

今回のnoteは開発および制作技術については書いておらず、あくまでもサービスの作り方だけをステップ順にご紹介したものですので、ご了承ください。目次は以下の通りです。

1. 狙うカテゴリの決め方
2. アイディアの作り方 前半
3. アイディアの作り方 後半
4. プロトタイプをつくろう【更新!】
5. テストしよう【更新!】

6. Twitterで可能性を検証する方法
7. 事前登録ページ作りのポイント
8. 売れる確率を上げるテストと改善方法
9. マーケティングを始めよう【更新!】
10. 事前登録と検証はこうしよう
11. 開発で気をつけること
12. 売れる確率を上げるテストと改善方法 2
13. クローズドβにおける検証と改善
14. オープンβにおける検証と改善
15. 運用とアップデートで意識する2項目
16. まとめ

13のステップに分かれていて、少し長くなるかもですが、2万字程度で、なるべく簡潔にまとめていきます。高速で進めることを意識すれば、2ヶ月以内には収益化までたどり着く方もいらっしゃるでしょう。

ちなみにSTARTOUTの開発自体は1ヶ月でした。

今回の内容はSTARTOUTを開発して実際に収益化した時の事例を交えながら公開していきますので、どういう流れで、どんな文章で、どうやって売上にまで繋げたかも明確にわかると思います。

結果、STARTOUTそのものは、公開3日で120万円くらいの収入になっておりますので、それが1つ、今回の記事の裏付けになってくれているのではないでしょうか。

また、実は以前売却したIT留学事業や、アートポータルサイト、ファッションメディア、シェアオフィス、IT起業スクール、WEBコンサル、WEBデザインスタジオ、学生の時にやっていたほぼ身内に声をかけず口コミだけで毎回100人以上集まったアートイベントなども ( 当時は方法が体系化されてなかったけど出来てた )、すべてこの方法を基本にして作っています。

WEBサービスもそうですが、WEBサービスじゃなく、どんなサービスにおいても、この方法、および応用で月5万円〜10万円くらいは全然いけるはずです。さんざん繰り返して身体に習得させれば、いつでもどこでも、労力さえあれば小さな事業は作れるようになるでしょう。

ということで、WEBサービスを作って月5万円〜10万円くらいの収益を作りたい方は、ぜひとも挑戦してみてください。

今の所、そんなに積極的に売るつもりもなかったりするので、最初から1,200円から販売させて頂きます。もし、ほんとに興味ある!と思って頂ける方だけ、買って頂けると幸いです。

では、さっそくいってみましょう。

1. 狙うカテゴリの決め方

まず、サービスを作るためには、どのジャンル、カテゴリで作るか決めなければなりません。でも、どうやってカテゴリを決めれば良いのでしょうか。

これは下記3つの指針に沿って決めてください。

1. 自分の近くにあって、自分がすでに属している分野
2. 単純に取り組んでいてモチベーションが上がる分野
3. 協力的な知り合いがそこそこいる分野

意味不明かもしれませんが、解説していきます。

まず「自分の近くにあって、自分がすでに属している分野」ですが、これは自分と接点のある「知っている分野」じゃないと、どんなサービスが必要とされるか、探しにくいからです。

例えばまったく知らない分野を「ビジネスチャンスあり」みたいな感じで取り組んだとしましょう。「今IoTが来てるらしいからIoTやるぞ!」とか。でも、まったくその分野についてわからなければ、何がIoTで必要とされているか分からないですよね。

サービスとは本来、その分野にしっかり踏み込んでいて、中の人と一緒の目線 ( 僕らはこれを共感と呼びます ) があるからこそ、何を必要とされているのか明確にわかるようになるのです。

もし知らない分野に挑戦するのであれば、しばらく、輪の中に属してください。その分野の人、業界の人と同じ目線で物事を見られるくらいまで、知識と経験、認識を高めましょう。それで初めて入り口が開けます。

なので、最初に取り組むべきは、自分の近くにあって関与しやすい、自分が属している分野が良いのです。

そして、次が「単純にモチベーションの上がる分野」です。

これは説明する必要もないと思いますが、サービスづくりと運営は長期戦になることもあるので、なるべく自分がモチベーションをあげられ続ける分野じゃないと難しいです。

ただ、事業を作り続けると「売れそう、かつ世界にインパクトを与えられそうな可能性がある分野」は全部面白くなりますし、モチベーションも上がるようになりますけどね。そうなったらもう、あなたは立派な起業家だと思います。

そして「協力的な知り合いが、そこそこいる分野」です。なぜなら、サービスを作った時に、意見を聞きたいからです。もちろんサービスの意見を聞くのは、そのサービスに対して価値を感じてくれる人であり、リアルなユーザーに最も近い人である必要があります。まったくユーザーになりえない人に聞いたとしても意味がありません。

できればオンラインではなくオフラインで直接会える人がいる分野を選んでみてください。オンラインを軸に扱う分野であれば、オンラインでも可能かもしれませんが、できればオフラインがいいです。直接ヒアリングできるからこそ、より多くの情報やフィードバックを吸収できます。

そして、もう1つ。

これは今回、5万円〜10万円稼ぐというコンセプトですので外していましたが、可能な限り、市場が大きい分野だと、より成功可能性が高まることも多いです。正直、5万円〜10万円稼ぐくらいの規模は、大抵の市場が持っています。ニッチな分野こそ、ユーザーが獲得しやすいこともあります。

だからこそ、今回はそこまで気にしなくても良いかなと思うのですが、もし可能であれば、できる限り市場が大きい分野を選んでください。本当は「最も大事」とされるくらい優先順位は高い項目ですけどね。なお、ざっくり市場規模を把握するには、下記のサイトが使えます。

市場規模マップ
https://stat.visualizing.info/msm

ということで、以上の3つ+市場規模の項目を基準に、自分が取り組むカテゴリを選んでみてください。

自分がよく知らない、もしくは中に入って活動できない分野は絶対に避けましょう。モチベーションの上がらない分野も避けてください。持続できません。そしてヒアリングができる分野を選びましょう。

2. アイディアの作り方 前半

取り組む分野を選んだら、次は「解決すべき問題」を探します。サービスづくりの本質は、基本的に「〜しにくい」「不便」「もっと便利にできる」などの問題を解決することだからです。問題を発見して、どうやって解決するか考えましょう。その解決策こそがサービスになります。

でも、どうやって問題を見つけるのでしょうか。問題発見能力は、問題解決能力と同じくらい重要なスキルです。方法はたくさんあるのですが、ひとまず下記の2つを実践してみてください。

1. 観察する
2. ヒアリングする

まず大事なのが「観察」です。これが、ほとんどすべてなような気さえします。自分が取り組むと決めた分野の人たちが持つ「行動・感情・思考・文化・傾向・環境」など、とにかく徹底的に観察してください。

そして「トレンド」「問題」を、とにかくたくさん、深く考えずに気づいたことを「数重視」で書き出すのです。

今すぐにでも観察しやすいのはtwitterのタイムラインです。キーワードやハッシュタグで検索をかけたり、分野に属する人をフォローしたり、その分野におけるインフルエンサーの発言を分析したり、優先的に情報を得られるようにしてください。タイムラインを観察しているだけでも、かなり観察できる情報が落ちています。

さらに、直接、誰かに会ってヒアリングも重ねれば、大まかなトレンドが見えてきます。例えば、僕らの扱う「仕事」に対する「興味やトレンド」はこんな感じです。

・会社に依存するのではなく副業で稼ごう
・副業を推奨し、副業をOKしていない会社は昭和的
・嫌なことからは逃げて心をまず守る
・残業を敵視してブラックかそうでないかで会社を選別
・働き方は柔軟な方が近代的で支持される
・体育会系マインドは流行らない
・ライフワークバランスを重視
・やりたいことや目標は持っていないことが当たり前
・1つのことを追求しない
・広く浅く様々な知識や経験を手に入れて組み合わせる
・大きなことを成し遂げる意欲はない
・半径5メートルの人たちと幸せに暮らせればそれでいい

ざっくりタイムラインを観察していると、こんなところでしょうか。こうした時代のトレンドや考え方は各ジャンルに存在しているものです。

このトレンドを把握しながら、みんながどんなことに不満を抱いているのか、そして何を問題にしているのか見つけるのです。

こうした作業は、元からよく知っている分野であれば1日でリストアップできます。しかし、知らない分野であれば数週間かかることもあります。とにかく数重視でどんどん書き出していってください。

もう一度いいますが、深く考えずにとにかく気づいたことを徹底的に書き出すのです。絶対に深く考えずに直感的に数を書き出してください。

問題に関しても一緒です。とにかく深く考えてはいけません。観察していて気づいた解決すべき問題を、徹底的に数多く書き出すのです。直感的に気づいたことで大丈夫です。例えば、僕らの扱う「仕事」の分野でピックアップすると、こんな感じになるでしょうか。

・生産性の向上や効率化が全然できていない
・給料がまともに上がる人事評価制度がない = 給料が上がらない
・ライフワークバランスを重視したいが難しい
・本業はやめないまま副業で稼ぎたいが方法分からない
・セクハラやパワハラが未だにある
・社内の人間関係が上手くいかない
・会社の外で自分の価値がどれだけあるか分からなくて不安
・自分の仕事が技術で代替されないか不安

全然まだまだありますが、上記は「観察」と「ヒアリング」からリストアップした問題や不安です。実際にTwitterのタイムラインや、仕事をする人たちの観察、そして直接ヒアリングしてリスト化しました。こうして問題を見つけ出すことができます。

もし観察とヒアリングをしても、なかなかリストアップできない場合は、観察力と問題発見能力が、まだ自分の中で未開拓の領域なのかもしれません。

そもそも観察力と問題発見能力を鍛える必要がありますが、これはテーマから逸れるし長くなるので、今回の内容ではお話しません。Googleで検索をかけると、いくつも出てきますので、ぜひ鍛えてみましょう ( 観察とヒアリングをひたすら続けるだけでも向上する気がしますが )。

なお、問題発見能力と観察力は、サービスを作る上でももちろんのこと、新しい領域を開拓し続ける必要のある今後の社会において、確実に必要なスキルになってきます。今のうちに徹底的に鍛えておきましょう。

3. アイディアの作り方 後半

では、いよいよサービスの全体像を組み立てていきましょう。先程出した問題に対しての解決策をリストアップするだけです。今回も、あまり深く考えずに、とにかく数を出していきましょう。ここで使われる能力こそ、まさに「問題解決能力」の第一歩目ですね。

なお、本当は選んだ問題すべてにおいて、徹底的に解決策を数出していくのが良いです。1つの問題に対し、解決策「6個」を目安に出してみてください。ただ、今回は解説という都合上、下記の基準を元に、問題を1つピックアップします。

・多くの人が困っている ( 市場が大きい )
・確実に存在している ( みんな困っていてニーズがある )
・マネタイズしやすい

この基準は、取り組む問題を最終的に1つ選ぶときにも使いましょう。いくつ出しても最終的に作るものは1つですからね。

ちなみにこの「マネタイズしやすい」というのは5万円〜10万円稼ぐ場合の話です。もっと大きな金額を狙う場合は、すぐにマネタイズを狙うよりも、将来的に社会を便利にし、変えていきそうな問題にフォーカスします。長期的な目線で社会を変えられる問題に取り組んだ方が、後々大きく飛躍する場合が多いからです。ただ、小さく早く稼ぐ場合は「マネタイズ」は入れてください。

今回の場合は「セクハラやパワハラ」の解決策を出してみたいところです。この問題であれば、普段からニュースになっていますし、各企業に確実に存在していて、誰もが避けたい問題なはずです。

ただし、セクハラやパワハラは「企業の中の問題」を解決する必要がありそうなです。BtoB ( 会社から会社に提供する ) のサービスになりそうですし、BtoBの「WEBサービス」はそこそこマネタイズが面倒そうなので避けます。

それで言うと「社内の人間関係」「生産性の向上や効率化が全然できていない」「人事評価制度」もBtoBになりそうなのではずしましょう。

C ( 一般消費者 ) 向けに提供するのが、一番WEBサービスでマネタイズはしやすいです。

ただし、WEBサービスじゃなければB向けが割と高額でマネタイズしやすいです。フリーランスになったり、独立したりする際に、多くの人がWEB制作などの「企業向けサービス業で始める」傾向が強いですが、それも一発で大きくマネタイズしやすいからです。

いずれにせよ、自分がサービスとして作りやすいな、と思ったほうで選んでください。性格や今までのバックグラウンドも影響してきますし。

ではC向けでサービスを作れそうな問題とは、どれでしょうか。

・ライフワークバランスを重視したいが難しい
・本業はやめないまま副業で稼ぎたいが方法分からない
・会社の外で自分の価値がどれだけあるか分からなくて不安
・自分の仕事が技術で代替されないか不安

このあたりが、C向けに提供できそうな感じがします。社内の問題ではなく、個人の問題なので、個人の悩みを解決する形でサービスが作れそうです。さらに、上記のリストの中で一番みんなが悩んでいそうで、確実に問題として存在していそうなものを選びましょう。

サービス失敗の王道としては「問題が存在していると思ったけれど、実は大した問題じゃなかった」ということがあげられます。確実に存在している問題を選ぶ必要があります。失敗しても、またやり直せばいいだけなんですけどね。

今回は「本業はやめないまま副業で稼ぎたいが方法分からない」をピックアップします。なぜなら、この中で最も人々が困っているのはお金でしょうし、将来に渡ってつきまとう問題だからです。ここを解決してあげたら、みんな喜んでくれるはずです。

では、実際に上記の問題を解決する「仮説」「解決策」を作っていきましょう。テーマは「なぜ副業で稼ぐ方法が分からないのか?」で、もっと本質的に言えば「なぜ稼げないのか?」です。では、考えていきましょう。

仮説1 : そもそも行動していない?
行動を起こすために、これから行動しようとしている人や、すでに行動している人とのマッチングサービスやコミュニティをつくる。年額5,500円。

仮説2 : 行動の仕方が分からない?
副業で稼ぐための行動内容とスケジュール決めを提案してくれたり手伝ってくれたりするサービス&スケジュール管理ツールを作る。月額500円。

仮説3 : 稼ぎ方そのものが分からない?
稼ぎ方の最新データベースをつくる。年額9,800円。

仮説4 : 途中で諦めてしまう?諦める理由はモチベーション?
1週間に1度、モチベーションを上げる動画を配信するサービス。年額5,500円。

ひとまず今回は4つ出しました。ただ、冒頭でもお話した通り、最低でも6個は出した方が良いでしょう。いいアイディアは「もうこれ以上出ない!無理!」みたいな先で出てくるものなのです。試行錯誤した果てに出るアイディアは、ありきたりから外れたインパクトのあるアイディアになるからです。

実はSTARTOUTも過去に3回つくりなおしてます。結果的に今のWEBサービス作りながら制作技術を習得する形になりました。

ちなみに上記で年額と月額で決めましたが、可能なら年額で取った方がいいです。当然、一気に大きく取ったほうが元手が増えやすいからですね。得たお金は広告費にでも使ってください。

ちなみに月額で500円ずつ取るハードルと、年額で6,000円取るハードルは、ほぼ変わりません。さらに、どちらかというと年額の方が、ありがたがられるという状況です。

月額が一個混ざっているのは「月額でも一度自分が、あれこれ情報を登録したサービスは、消すのがもったいないので解約しずらいし、お金も払っているので必然的に使ってくれる」という仮説があるからです。

Facebookを解約しない理由と一緒です。

でも、最終的に僕が選ぶのは、確実に、仮説3「稼ぎ方の最新データベースをつくる。年額9,800円。」ですね。最新の収益化方法を永遠と更新し続ける労力がかかりますが「一番シンプルで分かりやすい」内容ですし「みんなが欲しそう」だからです。ただ、本当にみんなが欲しいかどうかは次のTwitterで検証します。

4. プロトタイプをつくろう

Twitterで発信をして「反応がどれだけあるか」で、実際に売れるかどうか、ある程度判別がつきます。作れば売れそうなサービスなのか判断する上で、最も簡単な確認方法ですね。ここまで作ったアイディアを発信するだけです。それだけで可能性を判別できるでしょう。しかし、ここで不安になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

・発信して、あまり反応なかったら信頼感を失うかもしれない
・何度も試しているうちに、フォロワーが離れていってしまうかも

そんな、懸念があるかもしれません。確かにそれは一理ありますし、1回や2回の発信は許容できるにしろ、数回発信してサービスやプロダクトが実現しなかったら、信頼も失われるリスクがあります。では、どうやってTwitter公開時の失敗リスクを減らせば良いのでしょうか。

なお、今回の4と次の5に関しては、もしTwitterに直接アップすることにためらいがなければ、飛ばして6に行ってしまっても大丈夫です。

直接アップが不安な方は、一旦「プロトタイプ」を作って身近な人に使ってもらいながら反応を検証してみてもらう手法があります。なお、ここでのプロトタイプとは、そんなに大掛かりなものではありません。

シンプルに言えば「最低限の時間と費用で、プロダクトやサービスが売れるという可能性を検証する」ことが出来れば良いのです。自分が考えているアイディアの可能性を検証するために、本番さながらのプロダクトを作る必要はありません。

例として近いのは、小学校の時にやった図工のようなものでしょうか。形のある製品であれば、粘土やダンボールで作ってみると良いです。アプリであれば紙に書いたり、XDのようなプロトタイプ作成ツールを使いましょう。意識するのは、いかに安く早く可能性を検証出来るかです。

Uberのようなサービスであれば、数人の人に協力してもらって、寸劇のような形で状況を再現してみてもよいでしょう。フィールドワークのような形をあわせて、口頭で説明しながらサービスや商品を体験してもらうこともできます。

プロトタイプの形は「可能性を検証できる形」であれば何でも良いのです。どの形が一番早く、安く可能性を確かめられるか考えてみてください。主に下記のような形のプロトタイプツールあります。

・粘土やダンボールを使った工作
・数人で行う寸劇 ( スキット )
・ポストイットを使ってイメージ的に解説
・ロールプレイング
・ストーリーボード
・イラストやスケッチ

このようなツールを組み合わせてプロトタイプをつくります。アプリだからといってコードを書いたり、店舗だからといって、店を借りる必要なんてどこにもありません。商品だからって実物がある必要もないのです。

例えば僕がある前企画したサービスは「旅先で同じバーやお店にいる人と語学学習を通して繋がれるサービス」でした。同じ店に居合わせた人同士がアプリを使うと、例えば「英語を学びたい人と日本語を学びたい人」をその場でマッチングさせます。そしてもし互いが了承したら、待ち合わせして会話がスタートするわけです。

この時作ったプロトタイプは、ダンボールをスマホの形に切って、そこにユーザーインターフェース ( UI ) をざっくり書いた紙を貼っただけです。それを持って、数人の人に協力してもらい、AグループとBグループを口頭で説明しながらマッチングさせる、というシミュレーションをプロトタイプとしました。

他にも、XDなどのツールがあれば、直接スマートフォンの画面にUIを映し出して、実際に動かしてもらいながら行うプロトタイプも作れたでしょう。

このように、その場にあるものを何でも使って、サービスやプロダクトの有用性を確認すれば良いのです。もっとも最短で売れるかどうか確認できるプロトタイプを作ってみてください。

5. テストしてみよう

では、いよいよプロトタイプをテストしていきます。もちろん、自分でテストして終わり、ではありませんよ。それでは、主観的な情報なので、テストをする意味がありません。

実際に作ったプロトタイプをテストするときは「最も想定されるユーザー属性に近い人」を数名集める必要があります。先程、僕が作ったプロトタイプを試すなら、よく海外に行く経験を持つ人です。旅行好きでアクティブで、現地の人とふれあいたい、そして語学を学んでいる人が良いでしょう。

ここで、まったく異なる属性の人を集めてテストしてもらっても、良い結果はでません。例えば旅行にも行かない、特に語学にも興味が無い人を集めてテストを行ったところで、無意味な意見が返ってくるだけです。

属性を間違えたがために、売れる可能性のあるものに低評価がついたり、売れないものが高く評価されたりしてしまいます。テストで生の反応を取りそこね、勘違いし、大きく失敗してしまうケースもあります。あくまでも、サービスやプロダクトを使うユーザー属性に近い人にテストしてもらわなければなりません。

実際に数人に協力してもらってテストをすると、たくさんのフィードバックを得ることができます。ただ使いたいか、それとも使いたくないかという話だけではありません。テストすることで、数多くの意見や改善点をもらうことができます。僕のサービスの場合は以下のような意見がでました。

・どうやって安全性を確保するか
・待ち合わせ場所の指定はスムーズに行えるか
・単なる出会い系アプリにならないか
・顔が把握できたらアプリでマッチしなくても身バレしてしまう

このような問題がいくつか見つかったものの、これを解決できれば、なんとか気に入ってもらえそうでした。その場の人の意見をもらいながら改良し、形を高速で変化させながら、何度か試していきます。

テストのポイントは、その場に集まった人と一緒にプロダクトやサービスを考えていくことです。むしろ、集まってもらったユーザーに作ってもらう姿勢でもいいくらいです。起業家の主観的な視点や思い込みではなく、生のユーザーが持つ声を元に作っていくことが重要です。

ただ、まるっきり丸投げでいいかと言えば、そうではありません。起業家の仕事とはそもそも、一般の人が見落としてしまいがちなヒントから、普通の思考では到達できないようなアイディアや問題解決法を見つけ、実現していくことにあります。

ユーザーの様子を隅から隅までしっかり観察してください。何も見落とすことの無いように、映像、音声、メモ、写真など、可能な限りあらゆる情報を記録してください。あらゆる記録媒体で残しておけば、あとからでもプロダクトやサービスへの反応を見返すことができます。

こうやってテストを何度かのグループにわけて行いながら、少しずつ質をあげていくと、次第に求められるプロダクトやサービスが何なのか見えてきます。繰り返しプロトタイプを改良しながらテストしましょう。

なお、こうした大掛かりなテストができない場合は、ユーザー属性が近い人にカフェやファミレスで説明して意見をもらうといった、簡易的なものでも情報は集まります。試せるプロトタイプを持参してください。もちろんプロトタイプも、カフェでのトークで最大限の可能性が検証出来る形にする必要があります。

直接合うのが難しい場合は、メッセンジャーやオンラインチャット、ビデオ通話などでテストしてもよいでしょう。ただし、オンラインで試して十分に可能性が検証できるようなプロトタイプを用意する必要があります。安く、早く、求められるか判断するのが目的なので、どんな形でも良いのです。

こうしてプロトタイプを作り、ある程度テストユーザーが「ほしい」「印象に残る」「かなり便利」「使いたい」といった反応と感動をもらえるようであれば、Twitterや他のSNSに出しても、好印象で受け入れられる可能性が高くなります。もちろん、出し方も重要ですが。その出し方については、次項でご説明させていただきます。

6. Twitterで可能性を検証する方法

2万字で終わる予定なのですが、ちょっと長くなってきたので巻きでいきます。ただ、一番重要な過程は4までだったりしますし、ここからは少しずつ短くなっていくのでご安心ください。2万字までで終わらせます。

コンセプトが出たら、今度はそのコンセプトが世間に受け入れられるかTwitterで検証します。内容を説明して、どれくらい反応があるか試してみるのです。ちなみに、僕がSTARTOUTのコンセプトを試すときは、こんな感じで検証しました。

https://twitter.com/shota_ueyama/status/1076069176261799937?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1076069176261799937%7Ctwgr%5E%7Ctwcon%5Es1_&ref_url=https%3A%2F%2Fnote.com%2Fshotaueyama01%2Fn%2Fn14052ec62653

まずTwitterの文字数に収まる量で、コンセプトを説明してください。もし可能なら、簡単なプロダクトのイメージ画像も作って掲載しても良いでしょう。人間は未知のサービスに対して、実際に作って目の前に出してもらわないと、案外分からないものなのです。

僕の場合は「269いいね!」でした。このくらいあれば月5万円くらいは余裕です。なお、STRATOUTは今、最低でも月20万円〜30万円は利益になっています。先月は51万円でした。1つの目安にすると良いかもしれませんね。

余談ですが、解約率は低く、成長曲線的に伸びているので、あるタイミングで一気に伸びるとして、あと2年で年間売上6億まで伸ばすつもりでいます。これから起業や事業づくりにトレンドが向くようになるはずなので、一気に伸びるタイミングはそう遠くない気がしてます。

なお、ここが大事なのですが、コンセプトの検証をする時は、最低でも500名以上のフォロワーさんを集めてから行うようにしましょう。あまりにも少なすぎると、しっかり検証ができません。できれば1,000名以上フォロワーさんががいることが望ましいです。

投稿時間も重要で、20時ころを目安に投稿してください。そして金曜日と土曜日は避けましょう。あたりまえかもしれませんが、ご飯行ったり、遊びにいったりしていて見てくれない可能性が高いからです。このルールは、今後、何かを配信したり、公開したりするときはすべて一緒です。

もし、ここでまったく反応が無かったら、時間を3日以上あけて、別のアイディアを公開してください。もちろん、合間には有益なツイートもして、検証ばかりじゃないようにしてくださいね。あまりにも検証ばかりだと、当然ですがフォロワーさんは離れていきます。フォロワーさんは、自分のためになる情報を取りに来ているのであって、検証されるために集まってくれたのではありませんからね。

もし、すべてのアイディアを試して駄目だったら、今度はもう一度、問題から考え直しましょう。根本的な問題が、そもそも問題として大したことなかった可能性はあります。

とにかく、何度も投稿して200いいね!程度もらえるコンセプトが生まれたら、そのアイディアの開発を始めましょう ( フォロワー少なめなら100いいね!でもいけるかと ) 。コンセプトの検証をして売れる可能性はある程度、確信に変わっているので、そのまま作り始めて大丈夫です。

ただし「いや、絶対これは必要だし売れる!」と自信を持っているのであれば、作って公開しちゃってください。なぜなら「ユーザーは自分の欲しいものを見せてもらうまで理解できていない場合も多い」からです。最初の投稿でイメージがわかないときは、実際に作って体験してもらうのが一番はやいです。

余談ですが、こうしたサービスのコンセプト検証をPoCと言い、大企業のイノベーション事業部的な業界では、最近ブーム的なワードになっているようです。覚えておくとどこかで役立つかもしれませんね。企業でやる場合はランディングページを作ったり、もっと大掛かりにやるのですが、正直Twitterで充分だと思います。

なお、プロダクト開発で気をつけることは目次の「11」に書きましたので、後で読んだ後にプロダクト開発をはじめてください。

ちなみにツイートの「いいね!」の数は、多ければ多い方がいいのですが、いいね!だけもらってもコンセプトの検証が出来たというだけで、実際に登録してくれる導線を獲得できた、というわけではありません。フォロワーさんを公開までにたくさん集めておく必要があります。

実際に公開した時に、伝える相手と導線がなければ意味がないので、公開の日まで地道にTwitterのフォロワーを伸ばし続けてください。Twitterのフォロワーを獲得する方法については、Youtubeにアップロードしました。すみません、Youtubeの宣伝も兼ねてます。笑

【誰でもできる!】Twitterフォロワーさんの増やし方!
https://www.youtube.com/watch?v=wBFaqBf4ExA&t=241s

上記はかなりスタンダードな方法ですが、一般の人がフォロワーさんを獲得するために、一番確実な方法だと思います。地道にちょっとずつ積み重ねが一番です。上記の内容にもありますが、ツイートの内容がちゃんと問題解決になっていれば、しっかり伸びていきますし。

ちなみに補足ですが、ツイート内容は、自分が取り組む分野の人 ( サービスに興味がある潜在的なユーザーさん ) が抱える問題を解決する内容にしてください。すると、潜在的なユーザーさんが価値を感じてくれますので、自然とフォロワーさんは増えていきます。まったくサービスと関係の無いユーザーさんが集まったとしても、サービスが売れることはありません。

また、上記の内容では、ユーザーに役立つ情報の発信をテーマとしていますが「夢」を見せる発信、そして「励ます」発信内容でも、シェアされるしフォローされます。

ユーザーのためになる発信とは、何も知識や経験をシェアするだけでなく、モチベーションを保たせてくれるような内容も、有益な発信になるからですね。

地味ですが、ここが一番、大変なところかもしれません。リリースまで1日も欠かさずに、ツイートとフォローを続けるようにしましょう。Twitterは、よほどの天才でなければ、地道さ以外に、たくさんフォローして頂ける術はありません。

7. 事前登録ページ作りのポイント

コンセプトの検証が完了したら、今度は「事前登録」の準備に入ります。事前登録は、簡単に言うと「本当に欲しいと思ってくれる顧客をLINE公式アカウントへ誘導する段階」になります。そして最初の公開はLINE公式アカウントだけで行うのです。

なぜなら、最初はサービスのクオリティも低いです。これから散々アップデートして、クオリティをあげていくわけですが、その前に拡散されてしまっては、みんな残念に思ってしまい、離脱されてしまうでしょう。

年額、月額のサブスクリプションで必要なのは「継続してもらうこと」と「よかった」と言ってもらうことです。質の低い状態で拡散されても解約率が高くなるだけで、いいことありません。なのでLINE公式アカウントに登録してくれた顧客にだけ、先に公開するのです。

LINE公式アカウントに登録してくれる顧客は、ほぼ確実に「忍耐強い」顧客なのです。ファンとも呼べる方々なので、非常に大切な一方で、少し質が低くても「最初だし仕方ない、アップデートがんばれ!」という姿勢で参加してくれる顧客も大勢います。神です。

そういう意味もあって、とても大切にしなければなりません。一生、事前登録限定価格で提供しましょう。ご飯会や交流会を開くなど、コミュニティを提供してもいいですし、特別なサービスを提供しても良いです。

では、事前登録ページづくりに入るわけですが、非常に重要な役割をいくつも持っています。事前登録ページはサービスの説明資料であり、プロトタイプでもあります。どんなサービスなのかをダイレクトに伝え、その質を伝えるものです。同時に、サービス公開した時は、事前登録ページがそのままトップページになります。

なお、現在のSTARTOUTトップページは事前登録ページでもありました。当時は、ボタンやナビゲーションの文言が「ご登録はこちら!」ではなく「事前登録はこちら」になっており、LINE公式アカウントの登録URLにリンクされている、という形になっていました。

STARTOUT
https://startout.work/

こうして導線をつくり、少しずつLINE公式アカウントにユーザーを増やしていったのです。事前登録の反応で、はじめてリアルなユーザーの興味度合いがわかります。本当に必要としてくれているのであれば、自然と参加してくれるはずです。

事前登録ページのポイントは、下記の構成要素を用意することです。1つの項目も抜かさずに、内容を用意してください。

0. ヘッダー – ナビゲーションやボタン、ロゴ、サービス概要
1. メインビジュアル – キャッチコピーと登録ボタン
2. ユーザーの抱える問題のピックアップ – 自分ごとにする
3. 解決策の提示 – サービスの内容
4. ユーザーの声 – βテストの時に集める
5. 専門性 – なぜ問題を解決できるかの根拠と質の裏付け
6. ビジョン – 商売感を無くす
7. お願い – 今は未成熟で徐々にアップデートしてくことを伝える
8. コンバージョンエリア – コピー ( 今だけ限定半額であることを伝えて背中を押す内容も入れる ) と登録ボタン
9. フッター – ナビゲーションとコピーライト

STARTOUTの構成と見比べて確認してみましょう。この中の1つでも抜ければ、登録率は下がると考えてください。特にメインビジュアルの「キャッチコピー」は重要で、3秒でそれが何のサービスなのか把握できるようなキャッチコピーを作る必要があります。売上の大半はコピーから生まれると考えましょう。

試しに、先程の「稼ぎ方の最新データベース」サービスで作ってみましょう。ちなみに、このサービス、文章をまとめている間に作りたくなってきたので、つくることにします。笑

1. 最新ビジネス手法、全部まとめて把握しよう。- キャッチコピー
2. 副業したい。起業したい。でも方法が分からない。 – 抱える問題
3. 興味あるビジネスを探そう。あとは行動するだけ。- 機能全紹介
4. ユーザーの声は後で
5. 売却経験のある起業家やVCが徹底監修 – 専門性
6. すべての人が副業・起業できる社会へ – ビジョン

という感じでしょうか。あとは実際にWEBサイトを1ページ作って、内容を作り込み、事前登録を開始すれば良いのです。もし制作スキルが無い方は、STARTOUTで学ぶか、誰かに作ってもらってください。ただ、最初は高速でアクセスを解析して更新していきたいので、パートナーを作るとしたら、相当柔軟に動いてくれるパートナーが必要だと思います。

また、何らかの開発が必要なサービスの場合、この時点から具体的にサービスやプロダクトを作りはじめましょう。プロダクト開発で気をつけることに関しては「11」に書いてありますので、参考に具体的にプロダクトづくりをはじめてください。事前登録から、長時間ユーザーを待たせるわけにはいきません。またせたとしても、1ヶ月〜2ヶ月です。それ以上、リリースまで待たせないように、出来る限り高速で「売れる状況」にもっていってください。

8. 売れる確率を上げるテストと改善方法

さて、事前登録ページが出来たとしても、まだここでリリースではありません。まず、周りの人に見てもらいましょう。知人や友人で、ユーザーの属性に近い人を探してください。そして、作った事前登録ページを送って確認してもらいましょう。確認する際のチェックポイントは下記です。

1. インパクトがあって印象に残ったか
2. わかりやすく、すぐに理解できたか
3. 値段は高いと思ったか、安いと思ったか

間違いなく、この3つを満たしてください。僕はこの3つを「ゴールドリスト」と読んでいます。ゴールドリストに対する返答が、下記の内容になるまで、延々と改善を繰り返してください。

1. インパクトがあった!印象に残った!
2. わかりやすかった!すぐ理解できた!
3. 値段は安いと思った!

このように返事をもらえたサービスは、初速が伸びやすくなります。欲しいと思ってもらえます。なので、友人や知人の間で仮説検証と改善を回して、ここまで持っていけるかどうかが、最初の勝負です。ちなみに、改善する際のポイントとしては、下記を意識してください。

1. インパクトが無い場合、ほぼキャッチコピーが悪い
2. わかりやすく無い場合、キャッチコピーが悪いか、ごちゃごちゃしてる。
3. 値段が高いと思われる場合、説明不足か値段設定が適切じゃない。

50%の原因は、ほぼキャッチコピーにあるんですけどね。笑 

上記のポイントおよび理由を意識して改善していくことで、かなりブラッシュアップできるはずです。1人見てもらったら修正し、また次の人に見てもらって修正し、とたくさんの人にバトンを回すように確認してもらいましょう。

そして、印象に残る、わかりやすい、安い、と言わせてください。値段設定は、世間の価値観が自分の想定よりも高かったり低かったりするので、徐々に「安い」と言われる領域まで調整していきましょう。または、徹底的に詳しく説明することで、価値を伝えてください。大抵の場合、それで価格はあげられます。そこまでクリアしたら、いよいよSNSで公開です。

9. マーケティングを始めよう

では、事前登録開始に向けて、マーケティングをはじめていきましょう。といっても、最初の時点では、そんなに大掛かりなマーケティングに費やす労力もありませんので、今回はTwitterに絞ります。

具体的にどうマーケティングをしていくかというと「ツイートの内容をストーリー建てて発信することにより、ユーザーの興味を引いていく」という考え方が基本となります。

最初の段階だと、まだ出そうとしているプロダクトやサービスの有用性がわかっていなかったり、ほしいと思われていなかったりと、ユーザーの興味の度合いがバラバラです。この興味の度合いを最高潮まで持っていったところで事前登録に促すことができれば、最高の展開ですよね。それを、何度かツイートをしていくことで、ユーザーの興味を深めていきます。

そこで考えるべきは「どんなペースで何を発信するか」ということではないでしょうか。ただ、これは割とシンプルで、昔ながらのAIDMAという消費者の購買決定プロセスを使います。消費者が何かを購入するまでの流れは、下記の5つのフローで進むと言われています。

1. Attention ( 注意を惹かれる )
2. Interest ( 興味を持つ )
3. Desire ( 欲求になる )
4. Memory ( 記憶する )
5. Action ( 購入する )

上記のフローで顧客は購入まで、意識が変化していくわけです。インターネットが活用され、SNSが誕生した今では、購買決定プロセスも変化していると言われます。AISASとかDUAL AISASとか。ただ、色々試してみて、結局AIDMAの流れが軸になってるなと強く感じます。この基本フローから購買決定プロセスが多様化してるイメージでしょうか。

ひとまず、このプロセスにあわせて、Twitterの発信を行っていきます。時間としては、各項目に4日づつ費やしてください。

 A – ユーザー層に気になってもらえる「お役立ち」ツイートをする
単純にユーザー層が注意をひかれ、フォローしたくなるような、お役立ちツイートや、モチベーションを向上させたり、励ましたりするツイートをしましょう。これまでとあまり変わりません。

I – ユーザー層が問題を認識してくれる「問題提起」ツイートをする
サービスやプロダクトで解決しようとしている問題を提起します。「こんな問題がある」と発信してください。他のユーザーも共感してくれるはずです。というのも、おそらく無意識下であっても、属性にハマるユーザーなら、同じような問題意識を抱えているはずだからです。

D – 「問題解決の手段」があるツイートをする
問題をユーザー層が認識したら、今度は問題解決の手段を見つけて、自分がそれを実現しようとする「ストーリー」を描いてください。そのストーリーに沿ってツイートをいくつか用意し、発信しましょう。すると、問題解決手段に対しての欲求をユーザーが持ってくれます。

M – いよいよ「解決策」を形にしていることをツイートする
解決手段となる「サービスやプロダクトを作っている過程」をツイートするなどして、具体的にプロダクトやサービスが形になる様子を発信していきます。すると当然、サービスやプロダクトへの期待値が高まりますし、ワクワク感を演出することができます。次第に完成への欲求も深まり、自然とプロダクトが記憶されていきます。

A – いよいよ事前登録へ
そしてユーザーの興味を、ある程度惹きつけたところで、事前登録をスタートします。ここで事前登録割引や特典があると、さらに良いですね。数日間、事前登録ツイートを続けることで、見落とした人も見つけ次第、事前登録してくれます。この時点でバズる時はバズるでしょう。

以上の流れで、各項目4日ほど費やして、1日1度はつぶやいてください。同時に今まで通りお役立ちツイートもする必要があるので、最低でも1日2ツイートはする必要があります。1日、10ツイートもする必要はありませんので、隙間時間でも発信できるはずです。

こうして、集めたフォロワーさんに認知してもらい、興味の度合いを少しずつ向上させていくことで期待値を上げ、最終的に事前登録、そして購入まで到達してもらうのです。しっかりとストーリーをくんでおけば、購入して頂くことは、そんなに難しいことではありません。

売れない場合は、順番を間違えるから売れないのです。興味がまったく惹かれていない状態で販売しはじめたり、サービスやプロダクトの重要性がほとんど認知されていない状態で売り出したり。事前準備が出来ていない状態で売り出しても、売れることは無いのでご注意ください。

10. 事前登録と検証はこうしよう

では「事前登録ページ」を公開しましょう。STARTOUTで事前登録ページを公開した時は、以下のような形で投稿しました。

https://twitter.com/shota_ueyama/status/1081885462388592640?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1081885462388592640%7Ctwgr%5E%7Ctwcon%5Es1_&ref_url=https%3A%2F%2Fnote.com%2Fshotaueyama01%2Fn%2Fn14052ec62653

ポイントは簡潔にサービス内容を説明すること、割引という先行登録特典、さらに、Twitterのアカウントに興味を持ってもらえそうなフォロワーさんを可能な限り集めていたことです。

割引に関しては、ここからできれば10%ずつ、段階的にあげていってください。10%ずつあげていくのであれば、そこまで顧客が負担だと感じないので、売上に極端な変化が無いからです。

一気に売りたいタイミングでは、次の値上げ設定を大幅に引き上げて、背中を押してあげるトリガーにしても良いです。ただ、その先の価格でも売れるという自信があるときです。

「サービスを作りながらWEB制作」というキャッチコピーは、その時、Progateなどでインプットしてきた方が、どうアウトプットしていいか迷っていることに気づいていたので、そのようにつけました。問題をダイレクトに解決するキャッチコピーにしました。

「収益化」というワードも使いましたが、これは、今回のnoteを読んで頂いている皆様なら、言う必要もないかもしれません。みなさん、なぜWEB制作を学びたいかと言えば、根本的に収益化したいためです。

マーケティングは一言で言うと「トレンドや価値観を読むこと」と「言葉」だと思います。みんな時代のトレンドの中に生きていて、かつトレンドにあった価値観を持っています。どの時代も、トレンドや価値観の中には、みんなが反応しやすい言葉が存在しているのです。その言葉を拾って、そっと差し出してあげると、興味を持ってくれます。

そんな感じでTwitterやFacebookなど、事前登録してもらう時には、言葉を最後の最後まで考え尽くしましょう。SNSに投稿する言葉でも、事前登録ページを作ったときのように、周りの人に見てもらうといいです。ゴールドリストを使って、改めて返事が満たされるまで、1人1人バトンを渡すように改善を繰り返してみてください。

そして、一気に公開です。

さすがにここまでやれば、売れる気がしてきませんか? 

実際、ここまで来るともはや、超高確率で登録してもらえるのです。そして、値段も公開した上で事前登録してくれるので、公開日初日に、みんな一気に購入してくれます。

ただ、大事なことを忘れてはいけません。まだ、問題のプロダクト本体の開発をしていません。笑 

ちなみに「開発」という言葉を使っていますが、これは別にプログラミングだけを表すわけではなく「分野は関係なく、何かしらのサービス内容を考えること、提供できる状態にすることのすべて」を意味して「開発」と呼んでいます。

ちなみに、事前登録をスタートするまでに、サービス自体の開発は、6割程度まで終わらせておいてください。事前登録からあまり待たせると、せっかく持ってもらった興味が薄れてしまいます。せいぜい待たせて1ヶ月が限界です。

つまり、事前登録をしたら、残り1ヶ月以内でプロダクトを公開しなければなりません。事前登録を開始した時に、いつ公開するか、リプライ欄にでも書いておきましょう。期日が決まっていると、事前登録ユーザーさんも、モチベーションや興味を維持してくれます。

11. 開発で絶対に気をつけること

というわけで、開発についてなんですけども、もちろん開発する中でも気をつけるべきルールがいくつかあります。最短で売れる可能性を引き出すために気をつけるべきポイントがあるのですが、それが下記です。

1. コアの機能 ( 内容 ) だけ使える、最低限のサービスでリリース
2. 機能 ( 内容 ) を増やしたくなっても絶対に増やさない
3. 常に変更しやすいようにつくる
4. 機能 ( 内容 ) はそれぞれ単独で動くようにつくる

まず1つめ、徹底的に軸となる機能だけを検証しましょう。というのも、軸となる機能だけで評価されなければ、何を付け足したところで売れません。これほんとです。駄目なものに何を付け足しても駄目なのです。

サービスの一番中心となる部分だけリリースし、それで評価を得ることが、結果的に売れ続けることにつながります。軸となるサービス内容が駄目だったら、何を付け足しても売れません。

そして2つめ、機能を増やしたくなった時に、絶対に増やさないという意思を持つことです。

リリース間際になるとこんな不安が生まれてきます。

「こんなにシンプルな内容だと、みんな不満になるんじゃないか。何かもっと機能を増やさないと、いいサービスだと思ってもらえない」

本当にありがちな不安なんですが、まったくもってそんなことはありません。先程もお話した通り、最も中心、コアになる部分の機能がしっかり評価されていれば問題なく売れますし、コアがしっかりしてなければ売れないものは売れないのです。どんな機能を付け加えてもです。

0に1をかけてもゼロです。付け加えたいという気持ちはわかりますが、とにかく軸となるサービスだけに集中してください。これは別にWEBサービスやアプリのような開発だけの話を言っているわけではありません。すべてのサービスで通用する基本中の基本です。

飲食店は美味しい料理を出すのがコアの機能なのに、やたら内装こだわっても料理が究極にまずければ、継続して行こうと思う人は少ないのです。逆に内装がそこそこでも、料理が究極に美味しければ常連的に行こうと思います。どのジャンルでも一緒です。もし内装で集客するのであれば、それは普通の飲食店ではなく、エンターテイメントとして内装をコアの機能にするべきでしょう。

そして3つめ、初期段階は常に変更がつきものです。ユーザーにヒアリングをしたり、実際に使ってみてもらって、変更する必要がある部分は山程出てきます。100箇所修正とかもあり得る話ですし、いきなりデザインやレイアウトが大きく変わるかもしれません。なので、常に変更してもスムーズに変えられるような設計をしておいてください。技術的な面は、内容がぶれるので、今回は割愛させて頂きます。

4つめ、機能は単独でもサービスとして成り立つように作るべきです。例えば、Twitterに似たサービスを作ったとしましょう。Twitterはどんな機能から成り立っているでしょうか。

まずタイムラインに投稿する機能。そしてフォローしあえる機能。さらにメッセージ機能。ニュース機能。すべてピックアップするとキリがなくなるので、このくらいにしておきます。これらを単独のサービスでも機能するように作っておくのです。

理由は簡単で、サービス自体大きく変わってしまう可能性があるからです。例えば今のサービスで上手くいかなかった場合、機能と機能を組み合わせれば、また新しいサービスを作ることができますよね。

例えば、ニュース機能とメッセージ機能だけ組み合わせたら、ニュースに特化したメッセンジャーができるかもしれません。フォローしあえる機能とニュースの機能を合体させたら、NewsPicksみたいなサービスが生まれることもあります。このように、もし上手くいかなかった時の方向転換 ( ピボットと言います ) がしやすくなるのです。なので、もし失敗したとしても、次々に異なるサービスを作り出すことができます。

この方法は何も、アプリやWEBサービスだけに使える考え方ではありません。僕自身がIT留学スクールを作った時、まさに、この考え方でサービスを作りました。当時作ったIT留学スクールは「WEB制作✕ビジネス✕英語」を教えるものです。これは、それぞれ単体で機能するようになっていたのです。

まずWEB制作スクールは、もちろん単体で機能します。ビジネススクールも単体で事業になります。英会話スクールも、もちろん完璧に事業になりますよね。このように3つの異なる事業を組み合わせることで「どこでも生きられるグローバル人材になる」というビジョンを実現していったのです。機能別に作る、という考え方は決して、オンラインだけに通じるものではありません。すべての事業づくりに必要なことです。

ということで、実際に開発を進めていく時は、機能別にばらばらで作る、ということを重視しましょう。

12. 売れる確率を上げるテストと改善方法 2

一通り開発が完了したら、またテストと改善です。今度は作ったサービスそのものを改善していかなければなりません。事前登録ページで、ゴールドリストを試した時のように、また周りの知人や友人に頼りましょう。実際に使ってみてもらうのです。ただ、ここでも、サービスのユーザーに近い傾向を持つ人に使ってもらう必要があります。

今回のテストで満たすべきリストは、下記のようなものです。

1. シンプルで直感的にやすいか
2. エラーやミスはないか

たった2項目ですが、とりあえず、この2つだけでいいです。今回は印象に残るかなんてチェックする必要はありませんし、ストレスなく使うことができれば、それでOKです。特にエラーや誤字脱字など、可能な限りミスを消しておく必要がありますので、徹底的に拾い出してもらいましょう。

大体、期間としては1週間くらい使ってみてもらってください。使ってくれたお礼として、永遠に無料でこのサービスを使える権利を提供しましょう。ユーザーに近い性質を持つ人なので、積極的に参加してもらえる場合が多いです。

前回は1人ずつ、バトンを渡すように試していきましたが、今回は、バトン形式じゃなくても構いません。一気に数名に試してもらってください。その方がエラーも早く改善されますし、使いやすさとしても高速でブラッシュアップされていきます。

2つの項目が充分に満たされるようになったら、いよいよLINEに参加してくれた事前登録者のみなさんに配信していきます。いよいよ、ここからマネタイズしていけます。

13. クローズドβにおける検証と改善

まず、クローズドβとは何か、という説明から始めます。シンプルに言うと、ごく一部のユーザーに向けて限定公開し、本物の顧客に使ってもらうことです。そして、ここまでの過程で、クローズドβ用で配信する見込み顧客リストは、もう手に入れていますよね。

そうです、LINE公式アカウントです。クローズドβのために、LINE公式アカウントを用意してきたのです。ちなみに、STARTOUTで配信した時は、下記のようなメッセージで配信しました。

★ STARTOUT事前登録公開のお知らせ ★
お待たせいたしました!^^
STARTOUT、限定公開をスタートします!
現在は初期バージョンにつき、4,600円 / 年での公開となります。
ご希望の方は「2月11日23時59分まで」にご購入くださいませ。
その後は「値上げされた一般公開βバージョン」での公開となります。
ご購入を検討されている方は、ぜひともお早めにご参加ください!
現在のSTARTOUTは、特に、初心者の方でも、WEBサービスを企画し、収益化するための最低限の知識や技術に絞り、シンプルにご説明しています。(それでも1000ページを越えています)
まだまだ改良の余地がありますが、最新の技術を含め、理想を掴むお手伝いが出来るよう、アップデートしていきます。

全ての進歩は、ご購入頂く皆様のおかげです。

それでは理想に向けたワクワクする一歩を、ここからスタートしましょう!
よろしくお願いいたします!

ご登録はこちら
https://startout.work/

このような文章で配信しました。すると、結果としては初日で30万円ほどの収益になりました。さらに半月後、3日間だけ限定公開をして、3日間で90万円の売上になったのでした。合計120万円です。

このように、最初にしっかりとステップを踏んで、準備を整えて公開すれば、初月からここまでの結果を出すことができるのです。月5万円〜10万円が難しいのは「しっかりと準備をせずに直感的につくっているから」です。事業やサービスの作り方には手順があります。その手順をしっかり踏んで作っていけば、5万円〜10万円は面倒ではあるものの難しくないことなのです。

ただ、クローズドβは本当に必死です。常に問い合わせを受けて、何かエラーや改善点を見つけるごとに即時、修正を重ねていきます。クレームを受け取ったらすぐに改善し、超高速でサービスをアップデートしていく必要があるのです。じゃないと、すぐに解約されてしまいますからね。

それでも、まだ不完全であることを知ってユーザーさんは参加してくれているので、本当に寛容でありがたいです。感謝してもしきれない存在です。僕はその時セブ島にいて、できなかったのですが、本当はイベントなどを開いて、ちゃんと話を聞いた方が良いです。すると、直接会ったみなさんは、さらにファンになってくれますし、改善案についてブレストできますから。

初期に参加してくれたユーザーさんが何かするのであれば応援し、全力でサポートし、コミュニケーションを深めていきましょう。初期メンバー限定のSlackなどを立ち上げるのは良い案ですね。よりファンになってくれたユーザーさんを巻き込んで、拡散してもらえますし、密接に意見をキャッチアップすることで、サービスの質は上がっていきます。

14. オープンβにおける検証と改善

クローズドβである程度プロダクトの質をあげたら、今度はオープンβです。オープンβはいよいよSNSに公開していくのですが、この時も「完成してる」とは言わずに、まだまだ開発しながら公開している状態であることを伝えてください。

もうクローズドβの段階で、出来上がってきたと自信を持たれるかもしれないのですが、実際、クローズドの段階で入ってくれたユーザーさんと、オープンの段階で参加してくれたユーザーさんでは、厳しさが違います。クローズドで入ってきたくれた人は割と寛容だったとしても、オープンで入ってきた人は、不満があればすぐに解約してしまうでしょう。

なので、事前に改善しながら進んでいくということを伝えることで、一旦、購入するかどうか検討してもらうことで、万が一不満があったときの緩衝材になってくれます。期待値コントロールという言い方もしますが、事前に期待値を一定基準にしておくことで、入ったあとで大きな不満につながらないようにします。これは、どんな事業でもサービスでも使える手段です。

ちなみにSNSでオープンβを開始するときも、文章には気をつけてください。STARTOUTでは、こんな感じで公開しました。

https://twitter.com/shota_ueyama/status/1095009621863890944?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1095009621863890944%7Ctwgr%5E%7Ctwcon%5Es1_&ref_url=https%3A%2F%2Fnote.com%2Fshotaueyama01%2Fn%2Fn14052ec62653

すると、見ておわかりになるかと思うのですが、そこそこ反応を頂けてますよね。こうしてオープンβが始まるわけなのですが、ここからが勝負です。以降は一気に段階が変わって「開発のフェーズ」から「運用のフェーズ」に変わってきます。いかに長期的に価値を提供し続けていけるかを考えなければなりません。

クローズドβ同様、オープンβが始まってすぐのときは、常に張り付いて対応をします。何か不満があればキャッチアップして改善し、エラーが起こればすぐに修正します。お問い合わせが来れば即座に対応しますし、多方面での対応が必要となるのです。

ただ、そんな慌ただしさも次第に落ち着いてきます。同様に、登録者数も初速に比べて一旦落ちます。使ってみた感想などもSNSにシェアされてきますし、ここからがいよいよ本格的な勝負になってくるのです。運用フェーズに移ってそのまま尻すぼみに終わるか、それとも順調に成長していくかは、その後のアップデートによります。

15. 運用とアップデートで意識する2項目

ステップとしてはいよいよ最後の項目となりました。運用フェーズに移っていきます。運用フェーズに移って気をつけることは、まず成長率です。

■ ガチスタートアップ : 週に6%の成長率
■ 個人で5万円 : 週に3%前後の成長率

公式はこんな感じです。

( 今週の売上 – 先週の売り上げ ) / 先週の売り上げ = 成長レート
成長レート ✕ 100 = 成長率

単純にユーザー数で計算してもいいかもしれません。

( 809人 – 786人 ) / 786人 = 0.029
0.029 * 100 = 2.9%

なので、大体3%の成長率ということになります。

そして、もう1つ見るべきなのが解約率です。ある一定期間において、どれだけの人数が解約したの割合を見ていきましょう。なお、解約率の目標は以下を目指してみてください。

■ 毎月3%以下の解約率

公式はこんな感じです。

( 1ヶ月の解約数 / その月最初のユーザー数 ) ✕ 100 = 解約率

実際に例題で計算してみましょう。

( 24 / 640 ) ✕ 100 = 3.75%

このくらいを目安に考えると、5万円〜10万円というより、成長を維持し続けられるはずなので、いずれ20万円にも30万円にもなっていく、という認識で運営していけます。夢がありますね。

成長率を上げるコツは、とにかくマーケティングし続けること。Twitterでフォロワーを増やし、発信を続け、そしてサービスを良い状態に保つことです。より便利に、価値の高まるアップデートも忘れてはいけません。マーケティングについては、STARTOUTでぜひ深堀りして頂ければ幸いです。

解約率を下げるコツは、アップデートへの期待です。もちろん、期待だけではなくアップデートも続けていきます。より便利に、価値があり、新しくなっていくのであれば、ユーザーはずっと使い続けてくれます。あと、こまめな発信とユーザーサポートですね。

成長率が攻めだとしたら、解約率は守りです。攻めと守りをしっかり調整していけば、自然とサービスは成長していきますし、目標の数値を割ることもありません。一体何をすればユーザーが課金してくれるのか、どうすれば解約しないでいてくれるのか、いつでも考え抜いてください。

なお、STARTOUTの成長率は週5%前後、解約率は3%前後を維持してます。本当にありがとうございます。もっと頑張ってアップデートしていきます!

さらに、よりよいサービスを目指していくためには、ここでもやはりヒアリングです。直接ユーザーと会って、感想を聞きましょう。そして、どうすればより良くなるか、ユーザーと一緒に議論してください。どんな人よりも、まずはユーザーに会って話を聞くことです。他のアドバイスは特に必要ありません。

直接ユーザーと会う機会を作ったら、ヒアリングの他に、どのようにユーザーがサービスを使っているのか、細かく観察してください。どのタイミングで「操作に迷った」のか。どこを「じっくり見ていて」何に「興味を惹かれているのか」。ユーザーが直接サービスを使っている姿を観察すれば、おのずと改善するべきポイントが見えてきます。

よく、成功者にアドバイスを求めたり、偉そうな人に意見を求めたりしますが、この段階でそういうのは、ほとんど必要ありません。見るべきはユーザーだけで、話を聞くのもユーザーのみで充分です。他の意見はむしろ排除して、ひたすらユーザーに耳と目を傾け、アップデートしていってくださいね。

16. まとめ

今回の内容は、僕自身がこれまでサービスを作ってきた基本的な方法です。今まで何度もサービスを作り収益化してきましたが、この方法をやりきってマネタイズ出来なかったことはほとんどありません。そして、マネタイズ出来なかった場合は、おそらく下記の内容に当てはまっています。

1. 公開直前になって不安になり公開をやめた
—- そのまま公開して実践で試せ、反省はそれからだ
2. 今のままだと駄目なんじゃないかと思って機能を付け足した
—- コアの機能で売れないと意味がない
3. 1回失敗したくらいでやる気が失われた、または継続できなかった
—- とにかく続けろ、話はそれからだ
4. 時間がなくなった
—- 時間を投資できないと何も始まらない、毎日作れ
5. ヒアリングなど積極的に人に会えなかった
—- ユーザーの意見無しにサービスは育たない

この5項目のどれかに当てはまると、もれなく失敗する可能性が高まります。これは鉄則のようなものです。なので、今回のロードマップを辿る際は、上記の項目に絶対に当てはまらないように意識してください。本当に、どれが1つにでも当てはまると、失敗する可能性が高まります。

サービスづくりはスポーツのようなもので、何度も実践することで体に身についてきます。「意識して作った事業」は「1回目より2回目のほうがスムーズに作れる」ようになるのです。一見、サービスづくりや事業づくりは、天才的な才能が無いと作れないように思いますが、そんなことはありません。れっきとしたスキルなのです。

今回のフローを何度も繰り返すと、考えなくても次に何をすればよいかわかるようになります。もちろんマニュアル通りに動くのではなく、臨機応変に応用できるようにもなります。すべてのビジネスをする上で共通する王道のフローになると思いますので、ぜひとも繰り返し挑戦してみてくださいね。

最後に、世界で一番成功していると言われるスタートアップ教育機関、Y Combinatorのポール・グレアム氏が残したスライドを掲載しておきます。さらに深く知りたい方は覗いてみてください。きっと、今回の内容と共通する部分がいくつも見つかるはずです。

Y Combinator 創業者 Paul Graham からのスタートアップへのアドバイス(スタートアップが迷った時に読む Paul Graham からのアドバイス)
https://www.slideshare.net/takaumada/paul-graham-advicesonstartups

あと、こちらは最近見つけたモチベーションが上がった記事です。もしかしたら世界の最先端になるのは日本かもしれませんよ。
https://toyokeizai.net/articles/-/322631?page=1

誰もが何かやりはじめると「そんなの無理だ」とか「夢物語だ」とか言ってきます。とくに、事業やサービスづくりなんかそうです。両親に言うと「そんな道にいっちゃだめ!」なんて言われる世界かもしれません。

でも、事業やサービスづくりは間違いなく、プログラミングやデザインと同じくらい「スキル」ですし、上達するものなんです。やればやるほど、毎回、すぐに収益化できるようになっていきます。サービスづくりは「科学」であってギャンブルじゃありません。研究すればするほどより多くの発見があります。

僕たちは、より不可能なんて言われることを、世界から「やめろ」とか「そっちいくな」なんて言われて「未知の領域に挑戦する」という意思を、無理やり奪われるような社会に生きがちです。

しかし、社会は想像以上に自由で、何をするにも本来、自分が「やる」と決めれば成し遂げられないことなんて無いんです。みなさんも、自分はこういうふうに生きたいという、将来に向けた希望みたいなものは、どこかで持っているはずです。それは、行動し、挑戦し続ければ必ずと言っていいほど叶うことなのに、その意思自体を社会から無理だとか、難しいとか言われて取り上げられたりするんです。

僕らは自由な世界に生きています。大抵のことは、挑戦して諦めず、継続し、研究すれば、なんだって手に入ります。そんなチャンスは自分の行動1つでものにできるのに、やらない手は無いはずです。

WEBサービスは月額課金だけではありません。自分1人のちからで収益化できるばかりか、ものによっては数千万円、数億円、数十億円で企業が買い取ってくれる世界です。技術があれば借り入れも投資も不要なケースは多々ありますし、リスクなんてほとんど無いも同然です。しかも、数ヶ月で人生が一気に変わる可能性もある。僕らは目の前に、そんな究極の武器をいつだって持っているのです。

理想を掴みにいきましょう。
手を伸ばせばすべて、つかめる位置にあります。

それでは、皆様の5万円〜10万円稼げるサービスづくりの成功を祈って、終わりとします。約2万字という長文でしたが、最後までお読み頂きまして、本当にありがとうございました! 自分の世界から社会まで変えていくワクワクに、みんなで挑戦しましょう。

]]>

ついに! 登録開始しました!

自分のWEBサービスを作りながら、制作技術を習得しよう!

とは、WEB制作×サービス作りのオンライン実践学習サービスです。
ゼロからWEBサービスを作り、収益化しながら技術を習得してみましょう!

 詳細はこちら
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ウエヤマ ショウタ

WEB制作 ✕ 事業づくり学習サービス「STARTOUT」|事業づくり実践学習サービス「WAREHOUSE」|教えない学校、IT留学シェアハウス「WORKROOM」|以上3つ運営してます。近々、上記の成果を束ねて、クリエイターと起業家が生まれ、事業が生み出され続ける町を作る人。ベルリンのホルツマルクトはロールモデル。

ウエヤマ ショウタ

WEB制作 ✕ 事業づくり学習サービス「STARTOUT」|事業づくり実践学習サービス「WAREHOUSE」|教えない学校、IT留学シェアハウス「WORKROOM」|以上3つ運営してます。近々、上記の成果を束ねて、クリエイターと起業家が生まれ、事業が生み出され続ける町を作る人。ベルリンのホルツマルクトはロールモデル。

ついに! 登録開始しました!

自分のWEBサービスを作りながら、制作技術を習得しよう!

とは、WEB制作×サービス作りのオンライン実践学習サービスです。ゼロからWEBサービスを作り、収益化しながら技術を習得してみましょう!

 詳しくはこちら